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REVIEW

2010年02月07日

2009年しのぶの観劇ベストテン

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2009年の総決算

 ずいぶんと遅くなりましたが、しのぶの観劇ベストテンの発表です。1年間の総決算をするという重要行事までが後回しになる、この体たらく。とにもかくにも先に進まなければいけない状況なので、勢いでがんばってみました。

 ベストテンは「CoRich舞台芸術アワード!2009」にも投票しています。wonderlandの「今年の3本」にも参加させていただきました。
 ※2009年の観劇本数は290本(内、同じ作品を2回観たのは3公演、3回観たのは2公演)。

■メルマガ号外■ ※初日の早い順

・サスペンデッズ『片手の鳴る音』01/24-25シアタートラム
・キレなかった14才・りたーんず『すご、くない』04/18-05/06こまばアゴラ劇場
・青年団国際演劇交流プロジェクト2009・日仏交流企画『鳥の飛ぶ高さ』06/20-28シアタートラム
・世田谷パブリックシアター『奇ッ怪~小泉八雲から聞いた話』07/03-20シアタートラム
・ハイバイ『』09/25-10/12東京芸術劇場 小ホール1
・パラドックス定数『東京裁判』11/13-23pit北/区域


■心に残る10本■ ※初日の早い順 ※号外を発行した公演を除く。

・モモンガ・コンプレックス『初めまして、おひさしぶり。』01/15-18富士見市民文化会館キラリ☆ふじみマルチホール
・toi『四色の色鉛筆があれば』01/27-28シアタートラム
・フェスティバル/トーキョー09春・さいたまゴールド・シアター『95kgと97kgのあいだ』03/18-29にしすがも創造舎 特設劇場
・フェスティバル/トーキョー09春・SPAC『転校生』03/26-29東京芸術劇場 中ホール
・Bunkamura『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』05/06-30シアターコクーン
・SPAC・Shizuoka春の芸術祭2009『オリヴィエ・ピィのグリム童話「少女と悪魔と風車小屋」「いのちの水」「本物のフィアンセ 」』06/27-28舞台芸術公園・屋内ホール「楕円堂」
・こまつ座&ホリプロ『組曲虐殺』10/03-25天王洲 銀河劇場
・新国立劇場演劇『ヘンリー六世・三部作一挙上演」』10/27-11/23新国立劇場中劇場 第一部第二部第三部
・青年団リンク・ままごと『わが星』10/08-12三鷹市芸術文化センター星のホール
・フェスティバル/トーキョー09秋・BATIK『花は流れて時は固まる』11/15-20にしすがも創造舎


▼演劇関連のお仕事▼

・こりっち「CoRich舞台芸術まつり!2009」審査員
・「キラリ☆ふじみ芸術祭・TALKバトル」出演[2/11(水・祝)夜]
・ロロ『家族のこと、その他のたくさんのこと』終演後のトーク出演[5/2(土)昼]
・ひょっとこ乱舞『モンキー・チョップ・ブルックナー!!』終演後のトーク出演[12/22(火)14時の回]


▼執筆▼ ※日付順

●パンフレット、作品紹介、劇評など
・Bunkamura『雨の夏、三十人のジュリエットが還ってきた』wonderland特別寄稿
・『ミュージカル「UMOJA(ウモジャ)」』作品紹介文
・東京ノーヴイ・レパートリーシアター『かもめ』について寄稿
・新作邦画DVDの紹介記事を書いています(月4~5本)。2009年は55本執筆。

●インタビュー
・CoRich舞台芸術!「注目インタビュー・月船さらら&出口結美子」2009年1月
・CoRich舞台芸術!「注目インタビュー・本広克行」2009年11月
・栗山民也ロングインタビュー⇒、3、4 ※執筆途中

●稽古場レポート
・メジャーリーグ『ちっちゃなエイヨルフ』稽古場レポート
・新国立劇場演劇研修所・第2期生修了公演『珊瑚囁』稽古場レポート
・メジャーリーグ『ヘッダ・ガブラー』稽古場レポート
・劇団、江本純子『常に最高の状態』稽古場レポート
・avex live creative『赤と黒』稽古場レポート
・Studio Life『十二夜』稽古場レポート

●記者発表
・「フェスティバル/トーキョー~F/T09春」記者発表
・SPAC「Shizuoka春の芸術祭2009」記者発表
・青年団『鳥の飛ぶ高さ』記者発表
・Studio Life『LILIES』記者発表
・東京芸術劇場「野田秀樹芸術監督就任・記念プログラム発表記者会見」
・さいたまネクスト・シアター『真田風雲録』製作発表
・新国立劇場演劇『ヘンリー六世』制作発表
・「フェスティバル/トーキョー~F/T09秋」記者発表
・Studio Life「『トーマの心臓』『訪問者』連鎖公演」製作発表会

●その他
・fringe blog「記憶に残るチラシの工夫」2009年01月25日
・wonderland『年末回顧特集「振り返る私の2009-今年の3本」
事業仕分けへの意見募集関連
・「しのぶの演劇レビュー」TOPで演劇関連情報の告知をしています。


▼2009年を振り返って▼

 振り返ってる場合じゃないんです・・・もう2010年2月ですから(汗)。そういう1年だったんでしょうね。やってもやっても間にあわない。レビューどころか公演記録さえも残せない。そんなペースで進みきってしまい、「これは一度、ギュっと休まなければいけないのでは、私?」と思っても、次から次に面白い作品に出合ってしまい、レビューが書きたくなって、休めない・・・。自己管理できないダメ人間の典型ですね。2008年のテーマは「自愛」だったんですが、どうなんだろ・・・大きな病気はしなかったので「好きに生きた」という意味では愛せたのかしら(謎)。

 私にとっての2009年の大イベントといえば、春秋と2回も開催された最先端の舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」。夏休みに青森に長期滞在して見守った渡辺源四郎商店『ココロとカラダで考える差別といじめ-7日で作る「河童」』。新国立劇場が一挙上演し、品質も集客も上々という快挙を成し遂げた『ヘンリー六世』。そして、なんといっても、“事業仕分け”です。事業仕分けのおかげで、自分には責任があるんだってことに改めて気づかされました。

 演劇界に足をつっこんで10年になるんですから、そろそろただの「観客」という立場で居続けるのは無責任が過ぎると感じています。観劇感想を書くことは私にとって大切なことですが、時間も体力も限られていますので、もっと大切だと感じることがあれば、そちらに奉仕していきたいと思います。

 勢いに乗ってまた長いレビューを書いちゃうかもしれません。でももしかしたら、レビューをめったに書かなくなるかもしれません。このサイトは「しのぶの演劇レビュー」という名称ですが、レビュー(観劇感想文)とは少し離れた方向性を持つようになるかもしれません。自分でもどうなるかわかりませんが、持ち前の“受身なやんちゃ精神”を信じて、サイト運営を続けていこうと思います。一番興味があることは、まだ変わっていません。演劇教育と俳優養成です。

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Posted by shinobu at 2010年02月07日 22:43 | TrackBack (0)