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Shinobu's theatre review
しのぶの演劇レビュー
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REVIEW

2008年06月29日

青年団『眠れない夜なんてない』06/27-07/06吉祥寺シアター

 平田オリザさんの新作です。“ザ・青年団”的な豪華キャスト。

 ※腱鞘炎で執筆をお休み中だったため後日加筆(2008/07/22)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『眠れない夜なんてない

 メルマガ7月号に書いたコメント
 ☆マレーシアに定年移住する日本人たち。帰りたくない祖国として
  日本を見つめる視座を得て、私自身と家族のことをじっくり考えた
  充実の約2時間でした。大人のエロティックなムードにうっとり♪
  気軽な笑いも大サービスです。7/6まで上演中!

 ここからネタバレします。

 エッチな、というか、色っぽいシーンが多くて意外。それがとっても面白かった。
 蝶の採集が趣味の夫を持つ妻(山村崇子)と、DVD配達人(大竹直)の官能的な視線の交わしあいが凄い。
 不倫記念旅行中のカップル(足立誠&ひらたよーこ)のいやらしさが可笑しすぎ。それを見て騒ぐ見学者の女性(松田弘子)が可愛いすぎ。

 ≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫ メモったことのみ備忘録。
 出演:平田オリザ 志賀廣太郎(「パフェおやじ」主演)

 平田「演劇は精神のゆれ動きを描くものだと思う。」
 平田「日本の演劇ってみんな弱いもの自慢でしょ(笑)。」
 平田「当たり前の人の悲しさ、寂しさ、罪を描くのが劇作家の仕事だと思っています。その深層を描きたい。」
 平田「日本人には対話がない。だから現代演劇は(物理的に)できないんです。対話の瞬間を生み出していくようにしています。」

第56回公演
出演:篠塚祥司(客演) 大崎由利子(客演)山内健司 ひらたよーこ 松田弘子 足立誠 山村崇子 志賀廣太郎 辻美奈子 天明留理子 渡辺香奈 大塚洋 大竹直 髙橋智子 堀夏子
[脚本・演出]平田オリザ [舞台美術]杉山至 [舞台美術写真]田中流 [照明]岩城保 [舞台監督]中西隆雄 [衣裳]有賀千鶴 [衣裳製作]藤木智美 [宣伝美術]工藤規雄+村上和子 太田裕子 [宣伝写真]佐藤孝仁 [宣伝美術スタイリスト]山口友里 [制作]野村政之 木元太郎 西山葉子 [企画制作]青年団/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 [主催](有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場  平成20年度文化庁芸術拠点形成事業
前売・予約・当日共  一般:3,500円  学生・シニア(65歳以上):2,500円 高校生以下:1,500円(日時指定・全席指定)*未就学児はご入場いただけません。
http://www.seinendan.org/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:24 | TrackBack

2008年06月27日

【情報】日韓合同公演『焼肉ドラゴン』テレビ放映6月28日(土) 午前0:55~

 今月のメルマガでもお伝えしました。あの、『焼肉ドラゴン』がテレビ放映されます!
  NHK BS2「ミッドナイトステージ館
  新国立劇場日韓合同公演『焼肉ドラゴン
  6月28日(土) 午前0:55~3:25(27日深夜)

 どうぞお見逃しなく♪韓国公演は連日スタンディング・オベーションだったそうです。

Posted by shinobu at 02:31 | TrackBack

2008年06月24日

柿喰う客『俺を縛れ!』06/18-30王子小劇場

 柿喰う客は中屋敷法仁さんが作・演出(出演も)される劇団です。新作『俺を縛れ!』は王子小劇場が主催する佐藤佐吉演劇祭2008のトップバッター(⇒ラインアップ)です。

 ⇒演劇祭公式ブログ(飛鳥高校演劇部感想リレーあり!)
 ⇒シアターガイド賞選考ブログ
 ⇒CoRich舞台芸術!『俺を縛れ! 』★CoRichで簡単予約!

 ※腱鞘炎で執筆をお休み中だったため後日加筆(2008/07/22)。

 ≪あらすじ≫
 時は江戸時代中期(あいまい)。幕府からキャラ令が発令されて、大名は与えられたキャラを演じなければならなくなる(例:ラーメン大名、インポ大王、ものまね大名など)。「裏切り大名」を命ぜられた切羽詰丸(堀越涼)は、お上に忠実であろうとして実際に謀反を起こすことになり・・・。
 ≪ここまで≫

 黒い抽象舞台。2階部分もステージ周辺もうまく使って、大人数の(といっても柿喰う客にとってはほどほどな)出演者が、飛んで走って叫んで、空間全体が躍動感いっぱい。技術が高いわけではないでしょうが、殺陣には迫力も見ごたえもありました。

 ここからネタバレします。

 時代ものですが、誰かから与えられたキャラを演じることに不自由さを感じつつも、簡単に受け入れてそのまま実践するというのは、現代人に当てはまることです。誰かにそそのかされて主人公が天下を取ろうとするのは、シェイクスピアの『マクベス』から来ているのでしょう。悪ふざけをしているようで、しっかり風刺・引用を効かせるのが中屋敷さんの戯曲の面白いところです。

 ストーリーが大変面白かったため、途中で物語を放棄したのはもったいない気がしました。起承転結のある作品にすることを重要視していないのでしょう。でも、ここまでしっかり作ったなら最後までやっても良かったんじゃないかな。

 モーニング娘。の歌をフルコーラスで歌うシーンは、観客にとっても出演者にとっても、ある意味、拷問(笑)。盛り上がろうにも盛り上がれない演出になっています(意図的に)。この乱暴さが劇団の持ち味だと思いますし、常に何らかの境界線を越えようとする姿勢は好きですね。でも上演時間が2時間以上(たしか2時間15分ぐらい)でラストにひっくり返るのは、バランスが良くない気がします。切羽詰丸ばかりに焦点が当たりすぎていたようにも思います。

 「人間は“縛り”が全くないと生きづらい。だったら“抱きしめる”ぐらいがちょうどいい」といった主張が最後にあったように記憶しています。素敵なアイデアだと思いますが、中屋敷さんが登場してセリフで説明してしまうのは残念。

佐藤佐吉演劇祭2008参加公演
出演:高木エルム、七味まゆ味、コロ、玉置玲央、本郷剛史、村上誠基、石橋宙男、浅見臣樹、梨澤慧以子、佐野功、花戸祐介、森桃子、川畑舞香、佐藤みゆき(こゆび侍)、こいけけいこ(リュカ.)、堀越涼(花組芝居)、丸川敬之(花組芝居)、中屋敷法仁
脚本・演出:中屋敷法仁 舞台監督:藤本志穂(うなぎ計画) 舞台美術:世多九三 音響プラン:上野雅(SoundCube) 音響オペレーション:平井隆史 照明:富山貴之 殺陣:佐野功 衣装:浅利ねこ(劇団銀石) 演出助手:加藤槙梨子 野田裕貴 映像:高橋希望 記録写真:渡辺佳代 記録映像:山川亨平 宣伝美術:山下浩介 制作:田中沙織 制作補佐:清水建志 吉澤和泉
【休演日】23日(月)【発売日】2008/05/12 ※日時指定・全席自由 前売券2,500円 当日券2,800円 学生券2,300円(要予約・要学生証提示) 団体券6,300円(要予約・3名様でご来場のお客様対象) 中高生券1,500円(要予約・各回10枚限定・要学生証提示)
http://kaki-kuu-kyaku.com/
http://orewosibare.seesaa.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:52 | TrackBack

2008年06月23日

G2プロデュース/北九州芸術劇場『A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM~THEじゃなくてAなのが素敵~』06/22-29東京芸術劇場 中ホール

 G2さんがシェイクスピアの『夏の夜の夢』を翻訳・演出されます。

 ※腱鞘炎で執筆をお休み中だったため後日加筆(2008/07/19)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM

 ポップでお笑いに近いシェイクスピア。私には楽しめませんでした。
 ディミートリアス(山内圭哉)とライサンダー(竹下宏太郎)が、全然女性(ハーミア:神田沙也加、ヘレナ:出口結美子)を好きじゃないように見えて残念。

 ここからネタバレします。

 パック(植本潤)がおどろおどろしいイメージなのは、ものすごく昔に見たリンゼイ・ケンプさんに似てて、懐かしく思い出しました。

 カーテンコールで役者さんが登場する順番が、配役に合ってませんでした。ギター演奏をなさっていたとはいえ、ディミートリアスが最後に1人で登場するのは違和感大です。

G2プロデュース北九州芸術劇場 Presents ≪北九州、大阪、東京≫
出演:山内圭哉 竹下宏太郎 神田沙也加 樹里咲穂 菜月チョビ 藤田記子 小松利昌 出口結美子 権藤昌弘 新谷真弓 植本潤 コング桑田 陰山泰
脚本:W・シェイクスピア 演出:G2 美術:横田あつみ 照明:高見正義 音楽:佐藤史朗 音響:井上正弘 振付:ピエール杉浦 衣装:原まさみ ヘアメイク:宮内宏明 演出助手:山田美紀 舞台監督:榎太郎 宣伝美術:雨堤千砂子 宣伝写真:井野敦晴 宣伝衣装:花谷律子 宣伝ヘアメイク:宮内宏明 永田壮一(神田沙也加) Web:川村公一 千葉博実 酒井元舟 制作:尾崎裕子 中村真由美 永田聖子 野林紗恵(北九州芸術劇場) プロデューサー:津村卓(北九州芸術劇場)・大西規世子 主催/財団法人北九州市芸術文化振興財団 共催/北九州市、北九州市教育委員会
企画・製作/北九州芸術劇場・G2プロデュース
【発売日】2008/05/10 S席前売 5,800円 当日 6,000円 A席前売 4,800円 当日 5,000円
http://www.g2produce.com/other/mid/index.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:14 | TrackBack

2008年06月22日

toi『あゆみ』06/18-24こまばアゴラ劇場

 青年団演出部にも所属されている柴幸男さんが作・演出されるtoi(トイ)の第3回公演(⇒過去レビュー)。

 ※腱鞘炎で執筆をお休み中だったため後日加筆(2008/07/19)。

 ⇒劇評(松井周)@wonderland
 ⇒CoRich舞台芸術!『あゆみ

 手法はめっちゃくちゃ面白いですし、女優さんも魅力的。柴さんは“女の子”をとても愛しく思ってくださっているのでしょう。その暖かさが嬉しかった。でも上演時間は1時間ぐらいで良かったんじゃないでしょうか。 

 ここからネタバレします。

 少女の生い立ちを追っていきます。生まれたときから思春期までが長くて、大人になって老いていく時間が短かったのが残念。最後にダンスで終わるなら、なおさら短くまとまって欲しかったなと思います。

 好きな先輩(後から男ではなく女だとわかる)に、告白しようとしてできないシーンがたまらなく好き(告白するのは端田新菜さん)。

toi presents 3rd
出演:宇田川千珠子[青年団]、端田新菜[青年団]、内山ちひろ[インパラプレパラート]、小澤恵[劇がく杜の会]、斎藤淳子、桜井美弥乃[プロダクション・タンク]、高橋ゆうこ、立蔵葉子[青年団]、廣野未樹[Unitwoi]、黒川深雪
脚本・演出:柴幸男 舞台監督=金安凌平 照明=森友樹 音響=星野大輔 照明操作=古川睦子 振付/うごきあどばいす=野上絹代 [快快] 宣伝美術=セキコウ 制作協力=木元太郎 制作=ZuQnZ プロデュース=宮永琢生 企画制作=toi/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場 主催=(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
【発売日】2008/05/04 料金 2,000円
http://toizuqnz.exblog.jp/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:51 | TrackBack

2008年06月20日

TBS/ホリプロ『かもめ』06/20-07/12赤坂ACTシアター

 チェーホフの「かもめ」を栗山民也さんが演出。沼野充義さんによる新訳です。トレープレフに藤原竜也さん、トリゴーリンに鹿賀丈史さん、アルカージナは麻実れいさんという豪華キャスト。ニーナ役の美波さんが良かったです。

 ※腱鞘炎で執筆をお休み中だったため後日加筆(2008/07/19)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『かもめ

 2階席だったので、ステージの奥行きを上から眺める状態でした。んー、そもそもこの劇場は『かもめ』をやるには大きすぎるのでしょう。

 気軽な笑いが多い演出でした。私はチェーホフの有名な作品の中で『かもめ』が一番のお気に入りでして、スタンダードなものや実験的なものなど、いろんな種類の上演を観てきています(⇒)。なのでどうしても細かいところまで気になってしまいました。

 ここからネタバレします。

 芸術についての考えをトレープレフ、トリゴーリン、ドールンらがそれぞれに語りますが、チェーホフの考えとして伝わってきて、じっくり味わうことができました。

 トレープレフが作った前衛劇をニーナが演じるシーンで、本当に数十万年後の世界に行ったような気がしました。女優になったニーナがトレープレフの部屋に帰ってきて、2人で前衛劇のことを思い出して語る場面でも、劇場全体で異世界へとトリップしたように感じられました。

 でも、ニーナが最後に明るい表情で(あからさまに未来に希望を持って)退場したことで、トレープレフの自殺が失恋のせいに見えたのは残念。
 銃声が誰にも銃声とわかる(トレープレフが自殺したとわかる)音だったのは意外でした。最後のドールンのセリフ(トリゴーリンにアルカージナをどこかへ連れて行くよう伝える)で、初めて銃声だとわかる方が、個人的には好みです。

≪東京、大阪、広島、愛知≫
出演:藤原竜也、鹿賀丈史、美波、小島聖、中嶋しゅう、藤木孝、藤田弓子、たかお鷹、勝部演之、麻実れい、、野口俊丞、二木咲子、茶花健太
脚本:アントン・チェーホフ 翻訳:沼野充義 演出:栗山民也 美術:島次郎 照明:勝柴次朗 音響:山本浩一 衣装:前田文子 ヘアメイク:鎌田直樹 演出助手:坂本聖子 舞台監督:小林清隆 企画・製作:ホリプロ 主催:TBS/ホリプロ
【休演日】6/23(月) 6/30(月) 7/7(月) 【発売日】2008/04/12 S席10,000円 A席7,000円
http://hpot.jp/kamome/
http://blog.e-get.jp/kamome/
http://www.horipro.co.jp/ticket/kouen.cgi?Detail=107

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2008年06月19日

KAKUTA『Root Beers ~ルートビアーズ』06/18-25シアタートラム

 桑原裕子さんが作・演出されるKAKUTA。圧巻のトラム使いでした。6/20(金)には朝日新聞に劇評も掲載。

 ※腱鞘炎で執筆をお休み中だったため記録のみ(2008/07/19)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『Root Beers

KAKUTA漢(オトコ)祭り2008 in U.S.A.
出演:成清正紀 若狭勝也 川本裕之 原扶貴子 高山奈央子 大枝佳織 松田昌樹 馬場恒行 桑原裕子 鈴木歩己 凪沢渋次(ナギプロ) 奥田洋平(青年団) 神保良介 青山勝(劇団道学先生)
作・演出:桑原裕子 舞台監督:野口毅 安田美知子 舞台監督助手:大野裕明 舞台美術:袴田長武+鴉屋 照明:西本彩(青年団) 音響:島貫聡 選曲:真生 映像:メリケンサック 衣装:山崎留里子 宣伝美術:川本裕之 宣伝写真:相川博昭 WEB:Ngvaiiton 演出助手:田村友佳 野澤爽子 演出補佐:大見遥 佐藤滋 横山真二 韓国語翻訳・指導:池田直隆 金世一 制作助手:宮崎由 制作:前川裕作 企画・製作:K.K.T.
(全席指定)・前売:3,300円・当日:3,500円・平日割引料金:2,800円・学生:2,800円 *・劇団友の会:3,100円 **・世田谷区民:3,200円 * KAKUTAのみ取り扱い ** 劇場チケットセンターのみ取り扱い
http://www.kakuta.tv/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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2008年06月18日

ハイバイ『て』06/18-23駅前劇場

20080618_te.jpg

 岩井秀人さんが作・演出されるハイバイ。下北沢駅前劇場は連日満員だったようです。

 ※腱鞘炎で執筆をお休み中だったため記録のみ(2008/07/19)。

 ⇒CoRich舞台芸術!『

 メルマガ7月号に書いたコメント
 ☆ある家族の姿を異なる視点から二部構成で描く自伝的作品。
  家族の一人ひとりが、それぞれにかけがえのない家族像を持っていて
  その切実さが肌にひりひりと伝わってきました。何度も落涙&大笑い。

 ≪ポスト・パフォーマンス・トーク≫
 出演:岩井秀人 徳永京子 前田司郎
 ※(出演:岩井秀人 徳永京子 岩井通子)の日もトークだけ鑑賞。

出演:猪股俊明、古舘寛治、金子岳憲、永井若葉、岩井秀人、能島瑞穂、町田水城、平原テツ、吉田亮、高橋周平、折原アキラ、上田遥
脚本・演出:岩井秀人 舞台美術:小林奈月 照明:松本大介(enjin-light) 音響:長谷川ふな蔵
衣装:mario 小道具:T-BOY坂口 舞台監督:田中翼・松澤紀昭 宣伝イラスト:岩井秀人 宣伝美術:土谷朋子(citron works) 記録写真:岩井泉 記録映像:TRICKSTERFILM 当日運営:原田瞳 制作補佐:高縁貴彦 制作:三好佐智子 企画・製作:ハイバイ (有)quinada
【発売日】2008/05/18 全席整理番号付自由席: 前売2,800円 当日3,200円
http://hi-bye.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 23:59 | TrackBack

【オーディション】東京デスロック「2008年12月~2009年1月公演」出演者募集・7/31〆切り

 多田淳之介さん率いる東京デスロックの出演者募集情報です。

 東京デスロック『REBIRTH#3』  
 構成・演出:多田淳之介
 日程:2008年12月26日(金)~1月4日(日)
 会場:こまばアゴラ劇場 

 ★書類応募締切…7月31日(木)必着

 公式サイトよりすべて引用。

■東京デスロック 出演者オーディション

東京デスロック REBIRTH#3   
構成・演出:多田淳之介

日程:2008年12月26日(金)~1月4日(日) 
会場:こまばアゴラ劇場 

◆応募条件…演技経験のある方。
 下記のオーディション、11月中旬~の稽古、12/26~1/4の本番に参加できる方。

◆応募方法…①、②どちらかの方法をお選び下さい。
公式サイトより申込用紙をダウンロードし、
 必要事項を記入の上、deathlock(アットマーク)specters.net宛にお送りください。

②PC環境のない方は、履歴書に、お名前、ご住所、お電話番号、メールアドレス、生年月日、
 年齢、性別をご記入いただき、過去の演劇経験、最近観て面白かった演劇作品とその感想、
 2次審査の希望日程を第二希望までお書き添えの上、劇団までお送りください。

 ※①、②いずれにおきましても、写真(全身とバストアップ 各1枚ずつ)を添付してください。

◆審査日程
 1次審査・・・書類選考
  書類選考に合格された方には、8月3日(日)までにメールにてご連絡いたします。

 2次審査・・・面接 実技
  8月5日(火)、6日(水) ※下記より希望の日程を第二希望までお選びください。
  ①8月5日18時 ②8月5日19時 ③8月5日20時 ④8月5日21時
  ⑤8月6日18時 ⑥8月6日19時 ⑦8月6日20時 ⑧8月6日21時

 3次審査・・・ワークショップ形式 8月9日(土)、10日(日) 13時~21時(予定)。 
  3次審査は二日間ご参加下さい。両日の参加が難しい方は、その旨をお書き添えください。

◆書類応募締切…7月31日(木) 必着

◆参加費用…2000円(2次審査当日会場にてお支払いいただきます)

◆会場…2次審査、3次審査共に埼玉県富士見市民文化会館 キラリ☆ふじみ
   〒354-0021富士見市大字鶴馬1803番地1
   http://www.city.fujimi.saitama.jp/culture/index.html

 ●稽古は11月中旬より、都内、埼玉県富士見市民文化会館キラリ☆ふじみを予定しております。
 ●出演に際してチケットノルマなど金銭的な負担を俳優に要求することはございません。
 ●出演料は経験等に応じてお支払いします。
 ●クリスマス、年末、正月等の恒例行事による稽古、本番の休みはありません。

【 問い合せ・郵送先 】東京デスロック
 〒170-0004 東京都豊島区北大塚1-14-7-502
 TEL:090-1788-1676 E-mail:deathlock(アットマーク)specters.net

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Posted by shinobu at 09:33 | TrackBack

2008年06月17日

【お知らせ】「CoRich舞台芸術まつり!2008春」グランプリ発表!

 昨年に続き審査員をつとめさせていただきました「CoRich舞台芸術まつり!2008春」のグランプリが発表されました!
 ⇒グランプリ発表ページ 
 長いようであっという間の3ヶ月でした。ご参加くださった団体の皆様、ありがとうございました♪

Posted by shinobu at 21:56 | TrackBack

2008年06月16日

劇団朋友『月並みなはなし』06/16-22朋友芸術センター

 昨年好評だった時間堂『月並みなはなし』を劇団朋友にて上演。演出は時間堂の黒澤世莉さんです。

 同じ脚本で演出家も同じなのに、ここまで違うんだな~としみじみ。上演時間は約1時間30分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『月並みなはなし

 あらすじ等はこちらでどうぞ。
 黒澤さんは演技指導者としても活動されています。時間堂常連の役者さんに出来たことが、誰にでも出来るわけじゃないんだな~と再確認。舞台で生きている(ように見せる)って難しいですよね、やっぱり。

 役者さんがどういう状態であれ、ストーリーに山あり谷ありの面白い展開が用意されていますので、退屈するわけではなかったです。
 天文学者になりたかった女(釈種サヤカ)とパン屋(沓名紀孔代)が良かった。男優陣が弱かったな~。

 会場整理や前説の担当の方々はもっと緊張感を持ってもらいたいです。開幕直前の暗転時にドアを開けて光が漏れたり、開演中に劇場の蛍光灯のスイッチを誤って入れてしまったり。「やっちゃった!」と笑っていたのもさらにマイナス。

 ここからネタバレします。

 着物を着た天然系の耳ちゃん(山岸香織)が、実は黒幕(稲有寿沙)とグルなんじゃないかと思わせる一瞬があったのが面白かったです。

劇団朋友アトリエこけら落とし連続企画 vol9 №1
出演:沓名紀孔代(パン屋)、渡辺弘(パソコンおたく)、相馬聡廣(政治家)、稲有寿沙(黒幕)、釈種サヤカ(天文学者になりたかった女)、屋敷健一(エリート)、合田真依子(デパガ)、こやまあつこ(エリートの恋人)、山岸香織(着物の女・部外者)
脚本・演出:黒澤世莉(時間堂) 照明:大野正光(あかり組) 舞台監督:伊藤治郎 演出助手:加藤藍子 宣伝写真:岩本竜典 制作助手:遊佐彩乃/森山園子 記録VTR・記録写真:V-WAVE 制作統括:夏川正一 西本貴 企画制作:劇団朋友(釈種サヤカ、沓名紀孔代、こやまあつこ)
【発売日】2008/05/13 全席自由 前売り2300円 学生1800円(要学生証提示)
http://www.gekidanforyou.com/index2.html

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Posted by shinobu at 23:49 | TrackBack

ペテカン『青春荘の人々2~梅雨の中休み~』06/07-15 THEATER/TOPS

 本田誠人さんが作・演出・出演もされるペテカン。旗揚げから14年目を迎える劇団です。久しぶりに伺いました。
 『青春荘の人々』の続編とのことでしたが、観ていなくても関係なかったかも。装置も同じなんですね。

 ⇒CoRich舞台芸術!『青春荘の人々2~梅雨の中休み~

 「なんとかなるさ~」をモットーに貧乏生活をしている30代の人たち。フリーター未満とかパチンコで食いつないでたりとか。
 共感はできないし、ギャグも私にはあんまりフィットしませんでした。長い独白は楽しめましたが、役者さんに温度差を感じました。

 ここからネタバレします。

 いきなり始まるなんちゃってミュージカルが楽しかった。でも四条久美子さんしか生で歌ってないのは残念。
 結婚式の出し物で狂言をやるのも可笑しかったです。

出演:大治幸雄 斎田吾朗 濱田龍司 堀正哉 本田誠人 羽柴真希 長峰稔枝 四條久美子
脚本・演出:本田誠人 美術・舞台監督:濱田龍司・藤田演劇工房 照明:横幕絵美(満平舎) 音楽:田中大介 音響:斎田吾朗 高橋秀雄(SoundCube) Multi Staff:谷友彦 演出助手:江幡朋子 舞台監督助手:保坂康幸 舞台監督:堀正哉 大治幸雄 ミュージカル楽曲制作:田中大介 谷友彦 富永久代 ミュージカルステージング:鈴木真由美 understudy:白井良、谷部聖子 写真:三浦麻旅子 宣伝美術:田村奈巳 Artist Management:クリオネ 制作:村上維、大場裕美 プロデューサー:濱田龍司 企画・製作:ペテカン
【発売日】2008/04/24 前売 3500円 当日3800円[全席指定・税込] 学生割引 2000円(要学生証提示)★6月7日・8日特割Day 各2500円
http://petekan.com/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 22:53 | TrackBack

2008年06月15日

中野成樹+フランケンズ『中野成樹+フランケンズ の短短とした仕事その3「夜明け前後」』06/13-16江古田ストアハウス

 中野成樹+フランケンズが短期間で作った作品を発表するシリーズ。第一部55分、第二部5分。休憩などを含めて全体で約1時間30分弱でした。

 現代に置き換えた『おーい、助けてくれ!』(⇒過去レビュー)は説得力があり、登場する夫婦の前日談を加えてさらに世界観が深まっていました。簡潔であることは格好良きこと哉。ほんと演出がかっこいいと思います。
 後半は劇団員が真剣そのもので演奏するオリジナル楽曲。何をやってもやらなくても(笑)ナカフラ色になることを楽しみました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『夜明け前後
 レビューは書けるかどうかわかりません。

出演:村上聡一、福田毅、野島真理、石橋志保
脚本:W・サローヤン『おーい、助けてくれ!』 誤意訳・演出:中野成樹 第一部後半台本:下西啓正(しもにし・ひろまさ 乞局)第二部作曲:石塚レイ 美術:急な坂アトリエ 照明協力:高橋英哉 制作:渡辺美帆子 主催:中野成樹+フランケンズ 特別協力:急な坂スタジオ 
*第一部40分、休憩10分、第二部10分を予定
【発売日】2008/05/20 全席自由 前売り¥2300 当日¥2500
http://frankens.net/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 01:27 | TrackBack

2008年06月14日

【情報】「東京都歴史文化財団・平成20年度創造活動支援事業」は、助成金交付から創作場所(稽古場)の提供へ

 芸術団体の皆さま向けの情報です。
 東京都歴史文化財団は舞台公演に助成金交付を行っていましたが、今年度から創作場所(稽古場)を提供する方式へと変わりました。

 おおまかなルールは↓
 ・対象:東京都内で2008年9月1日から2009年3月31日までに開催される事業(公演)
 ・稽古場提供期間:2008年8月28日~2009年3月31日の間で、最長20日間。
 ・募集期間:5月31日(土)~6月22日(日)
  ※原則として提出方法は配達記録郵便か宅配便のみ。当日消印有効。持参不可。

(1)創造性のある新作公演
(2)将来性を見込まれる若手団体による公演
 が、優先されます。募集要項をよく読んでお申込み下さい。

 ★お問い合わせ:財団法人東京都歴史文化財団 東京芸術劇場
  営業企画課 演劇係 創造活動支援事業担当
  〒171-0021 東京都豊島区西池袋1-8-1
  TEL:03-5391-2111 URL:http://www.geigeki.jp

Posted by shinobu at 22:50 | TrackBack

東宝芸能『王様とおばさん』06/10-22ル テアトル銀座

 福島三郎さん作・演出、宮本信子さん主演、そして『しあわせのつぼ』のメンバーも大勢揃ったロマンティックな娯楽作品です。上演時間は約3時間(途中1回の休憩を含む)。

 泣いて笑って、ほんわかと楽ちんで幸せな時間を過ごさせていただきました。宮本さんがあまりに可愛くて優しくて、出てくるだけでパっと舞台が華やぎます。ゆるやかで可憐な身のこなしにプラスのパワーが弾けます。

 ⇒CoRich舞台芸術!『王様とおばさん

 ≪あらすじ≫
 主人を1年前に無くした真菜(宮本信子)は、思い出のハワイの島に旅行にきた。すると自分の名を呼ぶ見知らぬ声が聞こえてきて・・・。
 ≪ここまで≫

 わかっていても笑ってしまうベタなネタ、ちょっとくすぐったくなるほど率直な恋のことば、ル テアトル銀座のお客様(年配のマダムなど)向けとも取れる、わかりやすくてゆっくりの展開。すべてが大きな愛にくるまれて届きます。
 フラ(ダンス)の愛は深くて広いです。あーだめだ、思い出すだけでも涙が出ちゃうっ。舞台から「あなたを愛しています」と告白されたように感じました。なんて幸せなんだ。

 ここからネタバレします。セリフは正確ではありません。

 真菜(まな)は主人公の名前ですが、ハワイ語では心、魂などの意味だそうです。王様(布施明)が「(自分が成仏した後も)マナは残るのか?」と聞いて、呪術使いの二瓶(山路和弘)が「あなたのような偉大なマナは永遠に残ります」と答えたのがすごく好き。福島さんは人の心や魂というものが、肉体とは別のものとして確かに存在するのだと信じさせてくれます。私もそう信じてるから嬉しい。

 小料理屋の女将役の宮地雅子さんのパワフルなコメディエンヌ振りは圧巻。優しい方なんだろうと勝手に想像。
 イケメンだけどお馬鹿さんな添乗員という役どころの東山義久さん。DIAMOND☆DOGSなのにダイナマイト・ソックスて(笑)。白いズボンがまぶしい。ダンスがうまい人なのにヘタに見せる演出が好き(笑)。
 大内めぐみさんは、今年の夏はこどものためのシェイクスピアじゃなくて、妖精の亡霊役。一途で可愛いです。カーテンコールで踊るフラもとっても素敵。

Japanese Lady in Hawaii
≪大阪、岩手、新潟、東京、福岡、愛知≫
出演:宮本信子、布施明、東山義久、山路和弘、羽野晶紀、宮地雅子、本間剛、大内めぐみ、土居裕子
脚本・演出:福島三郎 音楽:藤岡孝章 監修・振付:Sandii(サンディー) 照明:中川隆一 美術:升平香織 音響:本間俊哉 衣裳:山下和美 ヘアメイク:青木満寿子 山崎潤子 舞台監督:藤崎遊 大道具:延島泰彦(東宝舞台) 小道具:高津小道具 営業・票券:サンライズプロモーション東京 制作デスク:井上晶子 制作助手:中谷文 制作:栗間左千乃 プロデューサー:市村朝一 企画・製作・主催(東京公演):東宝芸能
【発売日】2008/03/29 S席8,400円 A席6,300円(全席指定・税込・未就学児童入場不可)
企画・製作・主催 : 東宝芸能
http://www.kinglady.jp/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 01:35 | TrackBack

2008年06月12日

新国立劇場演劇『鳥瞰図-ちょうかんず-』06/11-22新国立劇場 小劇場

 30代の若手気鋭作家の書き下ろし戯曲を有名演出家が演出する、新国立劇場の“シリーズ・同時代”。3作品連続公演の第一弾はサスペンデッズの早船聡さんの脚本を、文学座の松本祐子さんが演出されます。

 特に大きな事件は起こらない平穏な日常。気の置けない仲間との笑いが絶えないおしゃべりが続きます。親近感を持ちつつ眺めている内に、じわじわ、ゆっくりと、目の前にいる“普通の人々”の悲しみがしみ込んできます。温かい拍手につつまれた初日でした。上演時間は約2時間5分。

20080611_pamphlet_chokanzu.JPG
「鳥瞰図」パンフレット

 メルマガ6月号でもお伝えしましたが、3連作についての座談会に参加させていただきました。パンフレットに掲載されていますのでよかったらお買い求めください♪
 小さくて可愛らしい戯曲本(3作品同時発売)がなんと400円で発売中!新国立劇場では初めてのことだそうです。昨日は買いそびれたので、第2弾の時にまとめて買っちゃおうと思います。

 ⇒CoRich舞台芸術!『鳥瞰図-ちょうかんず-
 レビューはアップできるかどうか不明。

新国立劇場小劇場3作品連続公演 シリーズ・同時代Vol.1
出演:渡辺美佐子、浅野和之、野村佑香、八十田勇一、弘中麻紀、浅野雅博、佐藤銀平、品川徹
脚本:早船聡 演出:松本祐子 美術:島次郎  照明:小笠原純  音響:藤田赤目  衣裳:前田文子  ヘアメイク:鎌田直樹  演出助手:宮越洋子  舞台監督:加藤高
【発売日】2008/04/26 A席5,250円 B席3,150円 Z席1,500円 『シリーズ・同時代3作品 特別割引通し券』14,250円(ボックスオフィスのみ)
http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000039_play.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 12:44 | TrackBack

2008年06月11日

松竹・Bunkamura『コクーン歌舞伎第九弾「夏祭浪花鑑」』06/10-29シアターコクーン

 ベルリン、シビウを経て東京に凱旋するコクーン歌舞伎。今年の演目は『夏祭浪花鏡(なつまつりなにわかがみ)』です。⇒ツアー情報(終了) ⇒ボランティア・スタッフの方の日記

 あーもー圧巻!前半は歌舞伎ならではの芸からビシバシ伝わる感情のうねりを堪能。後半は大迫力・大サービスの大立ち回り!観たことがあるので展開も結末も知っているはずなのに、驚かされてわくわくしちゃいます。

 前売は完売です。当日立見席あり。
 ⇒CoRich舞台芸術!『夏祭浪花鑑
 レビューは後ほどアップ予定。

【6月10~19日のキャスト】団七九郎兵衛:中村勘三郎 団七女房お梶:中村扇雀 一寸徳兵衛:中村橋之助 徳兵衛女房お辰:中村勘太郎 釣船三婦:坂東彌十郎 傾城琴浦:中村七之助 大鳥佐賀右衛門:片岡亀蔵 三河屋義平次:笹野高史 玉島磯之丞:中村芝のぶ、ほか
演出・美術:串田和美 主催:松竹・Bunkamura 製作:松竹
【発売日】2008/04/29 1等平場席 13,000円 1等椅子席 13,000円 2等席 9,000円 3等席 5,000円 立ち見A席3500円 立ち見B席2500円
http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2008/06/post_15.html

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Posted by shinobu at 13:52 | TrackBack

エンリケ・ディアス演出『かもめ・・・プレイ』06/07-08舞台芸術公園 野外劇場「有度」

 先月に続いてShizuoka春の芸術祭2008に伺いました。『かもめ・・・プレイ』はブラジル人の演出家エンリケ・ディアスさんの作品。岡田利規さんがブリュッセルで出会い、ブログで勧めてらしたんです。日本で上演されるなんて、なんという幸運!

 ものすごい体験でした。鑑賞直後の感想は・・・「幸せを通り越して、不安がやってきた」というところ。あまりの自由に、洗練さに取り残された感もあり(笑)。今の私にはまぶしすぎた。上演時間は約1時間40分。

 ⇒CoRich舞台芸術!『かもめ・・・プレイ
 レビューは途中です。アップできるかどうか不明。今週から来週にかけてレビューは滞ります。すみません。

 岡田さんが出演するトークを目当てに8日(日)に伺ったのですが、最終の新幹線に間に合わないため断念(涙)。
 野外公演でしたが天気は良く、少々寒かったですけど森の中の特別な時間を味わいました。たぶん一生忘れない。

 レビューはアップできるかどうか不明。


Shizuoka春の芸術祭2008
出演:エンリケ・ディアス エミリオ・デ・メロ アレッサンドラ・ネグリーニ フェリッペ・ロッシャ ロレーナ・ダ・シルヴァ イザベル・テイシェイラ ティエリー・トレムルー
脚本:アントン・チェーホフ 演出:エンリケ・ディアス 舞台監督:マルコス・レスケーベス 照明:レアンドロ・バレット 音響:リカルド・ドス・サントス ツアー制作:エンリケ・マリアーノ舞台美術:アフォンソ・トステス 照明デザイン:マネコ・クィンデレ 衣裳デザイン:セロ・シルヴァ 音楽:ルーカス・マルシエ、ロドリゴ・マルシャル(Arp.X Studio) 所作指導:クリスティーナ・モウラ 字幕作成:堤裕策 通訳:白鳥吉夫 横山マルコス 企画:エミリオ・デ・メロ、エンリケ・ディアス、マリアナ・リマ 制作:エミリオ・デ・メロ、エンリケ・ディアス プロモーション:メイド・イン・プロダクション(サンドリーヌ・ブシュタル) 共同制作:タン・ディマージュ2007 マルヌ=ラ=ヴァレ国立舞台「フェルム・デュ・ビュイッソン」 制作会社:セントロ・デ・エンプレーンディメントス・アルティスティコス・バルカ 制作支援:コレイオス、エレトロブラス、フナルテ/ペトロブラス 主催:SPAC
※エンリケ・ディアスはフェルム・デュ・ビュイッソンの提携アーティストです。
【発売日】2008/04/07 4,000円/同伴チケット(2枚)7,000円 大学生・専門学校生 2,000円 高校生以下 1,000円(公演当日、受付にて学生証を提示してください)
※8日は終演後、エンリケ・ディアス(演出家)、岡田利規(演劇作家・小説家)、宮城聰(SPAC芸術総監督)によるアフタートークを行います
http://www.spac.or.jp/08_spring/seagull.html

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Posted by shinobu at 13:38 | TrackBack

2008年06月10日

【情報】4x1h project『4x1h project Play#0』の上演作品&出演者決定

 約30分の新作戯曲6本をリーディング上演し、全作品を鑑賞した観客の人気投票で、9月に上演する2本を決定する「4x1h project(フォーバイワンエイチ・プロジェクト)」。⇒group Agroup B

 6作品の中から上演される2作品が決定しました。ただ、諸事情により3作品が選ばれています(9月に上演されるのは2作品)。出演者も決まったようです。早っ。
 詳細は公式サイトでどうぞ!

Posted by shinobu at 11:05 | TrackBack

2008年06月09日

【読書】「群像」と「すばる」の2008年7月号

20080608_gunzo_subaru.JPG
群像とすばる

 新聞の朝刊に文芸誌の広告が並んでいました。演劇に関係のあるキーワードがずらり。嬉しくなって2冊購入し、昨日の静岡への新幹線で読みました。

群像2008年7月号
 第二回大江健三郎賞記念対談 大江健三郎×岡田利規
 「あらゆる場所に目があるように書く」
 ⇒関連ニュース

すばる2008年7月号
 対談 倉持裕+岡田利規
 「身体に作用する“言葉”の力を引き出す」

 沼野充義 新訳「かもめ-四幕のコメディ」(チェーホフ著)
  訳者解説「カモメはいまでも飛んでいる」
 ※6/20から開幕する「かもめ」の脚本です。

 「群像」では、大江さんが『三月の5日間』『フリータイム』「わたしの場所の複数」等についておっしゃる言葉に目からウロコが落ちる思い。
 岡田さんの演劇を知っている私(そして小説についての知識がほぼ皆無という私)が読んだ時は、「わ~岡田さんっぽ~い♪」ぐらいの気軽な楽しみ方だったのですが、大江さんは「あなたが小説の世界に導き込まれたことは本当に新しい。私がかつて読んだことのないものです。」などなど、この上ない褒めようで、それにもびっくり。

 「すばる」の対談を読んで、リアルという言葉の使い方に慎重になろうと思いました。
 『かもめ』の新訳は本番を観てから開いてみようかと思っています。ちょうど静岡でも『かもめ・・・プレイ』を観るところだったのでご縁を感じます。

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Posted by shinobu at 10:07 | TrackBack

2008年06月07日

東京ギンガ堂『音楽劇「ねこになった漱石」』06/07-15歌舞伎町「大久保公園」内特設テント

20080607_kabukicho_tent.jpg
テント劇場入口

 品川能正さんが作・演出される東京ギンガ堂(←音が鳴ります)のテント公演です。テントといっても布製ではなく、鉄骨を組んだ大掛かりな建築物でした(客席数433席)。開演前には新宿区長の挨拶もありました。公的なイベント色が強いですね。⇒記者発表写真レポート

 横幅が広い舞台を三方から客席が囲みます。全席自由席ですので、これからご覧になる方は早めに中央ブロックの席をゲットされることをお勧めします。上演時間は約2時間弱。

 CoRich舞台芸術!『ねこになった漱石』★CoRichで簡単予約!

 ≪あらすじ≫
 砂糖がけピーナッツを食べ過ぎて病床にある夏目漱石。漱石の魂(西本裕行)が体から抜け出て、かつて夏目家の飼い猫だった死んだ猫たちと語らう。「私は猫になりたかったんだ。」
 ≪ここまで≫

 タイトルどおり夏目漱石を題材にした音楽劇です。音楽はピアノの生演奏。猫が漱石の魂とともに、漱石の誕生から今に至るまでを演じていきます。

 どんな作品でもそうだと言えばそうなのですが、こういった歌って踊って大人も子供も楽しめるスタイルの娯楽作品は、オープニングで一気に夢の世界に連れて行ってもらいたいんですよね。大の大人が猫耳をつけて「にゃ~」とか言う、ちょっと照れくさいぐらいのファンタジーですから、身構えた状態から観客を解き放って欲しいのです。最初の勢いというか、観客を圧倒・魅了する力が弱かったです。今日は初日でしたので、これから良くなっていくだろうと思います。

 幼少期、少年期、青年期・・・と演じる猫(男優)が順に交代していく演出は面白かったです。ただ、各々の時期に取り上げられるエピソードには疑問が沸きました。なぜそんな他愛もないことを長々と・・・?とか。漱石を描くなら彼の小説とリンクさせて欲しいなと思いました。例えばこの作品のように。
 音楽や歌詞、ダンスについては、私が特に良い悪いと評価できるものではないのですが、会話劇から歌と踊りが始まる(およびその逆の)タイミングは良くなかった気がします。

 役者さんは、テント公演初日ということで本調子ではなかったご様子。声が響かないので苦労されているようにお見受けしました。
 漱石のさまよえる魂役の西本裕行さんはやっぱり素敵。 

 ここからネタバレします。

 一番初めの歌がたしかロンドンから来たメス猫のデュエットでした。オープニングなんだから全員で歌うとかにすれば良かったんじゃないかしら~・・・。
 音楽劇として楽しかったのは、漱石の洋行のシーン。着物姿の漱石がインドを通り過ぎて、イタリアに上陸、パリで美を堪能して、そして19世紀末の怪物が住む街・ロンドンに至るのがテンポ良く描かれていました。

 実は幼少期のエピソードの時、何が始まったのかがわからなかったんです。漱石の本名が金之助だってことは知識としては知っていたんですが。キンノスケ(野口真緒)が一体何なのかがわからなくて。全体的にわかりやすさ重視の作品ですから、そこは言葉でもっと説明しても良いと思います。
 最後の歌のメッセージは「わずらわしい人間世界とおさらばして、気楽な猫になりたかった」ということだったように感じました。それだと腑に落ちないな~。

 エンディングは奥の引き戸が全開して、歌舞伎町の街並みが見えるようになります。でもただ開くだけなのは物足りないです。最初から引き戸なので開いても驚きがないし・・・。仕掛けが無いのなら、外も大々的にアクティング・スペースにして役者さんも使えばいいのにな~と思いました。

出演:西本裕行、大谷朗、米倉紀之子、溝口舜亮、沙羅にしき、串間保、江口信、品川恵子、山本悠介、黒田瑚蘭、勝野洋輔、千月啓子、西原信行、吉田倫貴、森下康之、岡田茜、あべなぎさ、大谷瑠奈、野口真緒、橋本志乃、町屋美由紀、安藤沙織、夏目ひみか(特別ゲスト)
脚本・演出:品川能正 脚本協力:谷賢一/音楽:上田亨/舞台美術:加藤ちか/照明:関嘉明/音響:今西工/タップ振付:千月啓子/ダンス振付・ステージング:神崎由布子/衣裳:西原梨恵/舞台監督:森下紀彦/ピアノ:小山隼平/写真:宮内勝/絵:伊藤桂司/宣伝美術:武田昌也(Mo-Green)/演出助手:河田園子・秋葉由美子/制作(統括):樺澤良・(デスク)木村優子・佐藤理・三好佐智子/企画・制作:東京ギンガ堂/共催:「ねこになった漱石」上演実行委員会(実行委員長:新村雅彦、顧問:中山弘子<新宿区長>)/後援:新宿区
【発売日】2008/04/16 A席(椅子席)前売5,000円/当日5,500円 B席(桟敷席)前売3,000円/当日3,500円
http://www.tokyo-gingado.com

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Posted by shinobu at 23:57 | TrackBack

【ワークショップ】「Robert Allan Ackerman Work Shop 3nd」08/04-15都内某所(6/30第一次〆切り)

 the company(ザ・カンパニー)が主催するロバート・アラン・アッカーマンさんの第3回ワークショップの募集が始まっています。⇒第1回の写真レポート ⇒第2回情報 ⇒『バーム・・・』稽古場レポート

 10月に新作『1945』の上演を控え、今年最後となるワークショップです。お値段は安くないですが、とても価値のある経験になると思います。都合のつく役者さんはぜひご応募ください。詳細は公式サイトでご確認ください。
 【締切】 第一次締切 2008年6月30日 ※定員に達し次第締め切り
 【日程】2008年8月4日(月)~15日(金)

■参加者募集要項 (公式サイトより)

【日程】2008年8月4日(月)~15日(金)
 ※9日(土)、10日(日)の両日は休み。稽古場は開放されます。
【参加費】100,000円
【テキスト】『楡の木陰の欲望』 著:ユージーン・オニール
 今回は「台本の読み方」と「シーンスタディ」を組み合わせた上級者向けのカリキュラムとなっております。時間帯別に下記の2クラス開講します。これら二つのクラスは同一内容になります。都合のいい時間帯でお申し込み下さい。
 Class.1: 13:00~16:00 (8/4~8/15)
 Class.2: 17:00~20:00 (8/4~8/15)

【資格】 舞台経験3作品以上、または以前にアッカーマン氏のワークショップへの参加経験がある方。その他、年齢・性別不問。
【方法】 指定の申込書(身長・体重・スリーサイズ、連絡先や動機など明記)を郵送(もしくはFAX)にて送信下さい。また、芸暦等を添付される場合は、郵送のみの受付になります。全ての添付書類はA4サイズのものでお願いいたします。ご家庭用のFAX機の場合、写真が黒く潰れてしまう場合がございます。なるべく郵送でお送り頂く事をお勧めいたします。
【締切】 第一次締切 2008年6月30日 ※ただし、定員に達し次第締め切りとさせていただきます。
【問合せ】 ゴーチ・ブラザーズ (担当:斎藤) workshop(アットマーク)thecompany-t.com
 TEL:03-5465-1656 FAX:03-5465-1664
【選考】 書類選考の後、こちらから改めてご連絡させて頂きます。
【備考】 応募書類の返却不可
【主催】 ゴーチ・ブラザーズ
【宛先】 〒151-0064 東京都渋谷区上原1-47-4金子ビル202 ゴーチ・ブラザーズ内
 『Robert Allan Ackerman Work Shop 3rd』参加希望係
 TEL:03-5465-1656 FAX:03-5465-1664
 The company公式HP:http://www.thecompany-t.com/

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Posted by shinobu at 15:36 | TrackBack

【ワークショップ】芸団協・新国立劇場NNTドラマスタジオ「現役の俳優のためのリフレッシュコース Vol.3<俳優の身体を見つめる>」07/07-18芸能花伝舎(2008年)

 芸団協と新国立劇場との共催ワークショップです(過去記事⇒)。詳細⇒芸団協新国立劇場 さらに詳しく⇒新国立劇場内ページ

 講師は池内美奈子さんら新国立劇場演劇研修所の講師の方々です。サロンのゲストには栗山民也さん、野村萬さんらを予定。

【期間】2008年7月7日(月)~18日(金)※土曜・日曜は休み
【募集人数】16名まで
【対象】舞台俳優として5~6年以上のキャリアのある現役俳優(両日とも参加できる方のみ)
【参加費】84,000円、11日の交流会費別途1,000円 合計85,000円
(参加受諾のご案内時に、お支払い方法についてお伝えします)

【お申し込み】
 所定の用紙に必要事項を記入し、顔写真を添えて、下記に送付してください。書類選考のうえ、遅くとも6月30日(月)までには参加の諾否をお知らせいたします。
 ※申込書は芸団協のページからダウンロード可能(PDF版&WORD版)。
【宛先】
 〒160-8374 新宿区西新宿6-12-30 芸能花伝舎2F
 芸団協・芸能文化振興部リフレッシュコース係 宛
【〆切り】
 5月19日(月)から6月24日(火)の間。郵送必着。

[講師]
・ローナ・マーシャル「身体は喋る(The Body Speaks)」 
 新国立劇場演劇研修所 主任講師
 
・池内美奈子「声と身体のトレーニング」
 新国立劇場演劇研修所 ヘッド・コーチ

・橋本佳子「ボディーワークス」
 新国立劇場演劇研修所 主任講師

[サロン]
・栗山民也「いろんな自分と出会うために」
 新国立劇場演劇研修所所長、演出家
・野村萬(狂言師・芸団協会長)
 ※ほかにもゲスト講師を複数お招きします。

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 14:54 | TrackBack

プリエールプロデュース『おしるし』06/03-08赤坂RED/THEATER

 ONEOR8の田村孝裕さんの作・演出作品です。チラシのビジュアルが私の得意方面ではなかったので躊躇していたのですが、CoRich舞台芸術!の評判が良かったので観に行きました。

 「出産」というキーワードから思い浮かぶ様々なテーマにシビアに迫ります。一筋縄ではいかない展開に、笑いもいっぱいでとても面白かったです。どなたにでも安心してお薦めできるお芝居でした。大きな劇場でも上演できるのではないでしょうか。上演時間は・・・失念。2時間弱だったような。

 ⇒CoRich舞台芸術!『おしるし

 ≪あらすじ≫
 東京ではないどこか田舎の街の産婦人科。夫婦ともども産婦人科医の菊地夫妻が経営している。ある日、突然やってきた院長の姉・多喜子(49歳)が言った。「私、妊娠したの」。
 ≪ここまで≫

 ある産婦人科の談話室のような部屋が舞台。登場人物の性格やバックグラウンドを示すヒントが、セリフの中に最小限に納められています。セリフの無いシーンにも厚みが感じられました。じんわりと照明の変化で観客に想像させる時間がちょっと長い目で、それが良かったです。
 院長役の井之上隆志さんのしつこい、しつこいネタに、どう抵抗しようとも(抵抗しなくていいんだけど・笑)笑ってしまいます。

 パンフレットによると田村さんは独身でお子さんもいらっしゃらないとのこと。「こうあるべき」「こうするべき」「これが理想だ」というような個人的な思い込みに縛られず、ありのままを遠くから眺める視点があるからこそ書けるのかな~と想像しました。

 ここからネタバレします。

 2人目の子供を生むベテラン妊婦(加藤亜矢子)、超高齢出産をする多喜子(重田千穂子)、学校の先生との間に望んでいない子供を妊娠した若い女(上脇結友)、子供が生めない産婦人科医(小林美江)らが登場します。院長が院内で浮気をしているというハードな設定もあり、「幸せの見本」のような人はいません。出産という人生の一大イベントを前にして、誰もがそれぞれの問題に向き合わざるを得ず、本音を垂れ流して、ドタバタ・四苦八苦する姿が愛らしい。

 私も「子供はお母さんを選んで生まれてくる」と考えています。受精したら生まれるという簡単なメカニズムじゃない気がするんですよね。命ってそんなに単純じゃないはず。そう信じられれば多喜子のように幸せな母親になれるし、そうじゃなきゃやってられないんじゃないかな(笑)。

 とうとう生まれた多喜子の子供の父親が、20年以上つき合っていた妻子持ちの男(小林大介)ではなかったという結末は痛快。女は強い。

出演:重田千穂子(49歳の初産妊婦) 井之上隆志(産婦人科医) 小林美江(女医) 上脇結友(若い初産妊婦) 江原里実(産婦人科医の浮気相手) 小林大介(花組芝居:ヨガの先生)  恩田隆一(ONEOR8:コック) 加藤亜矢子(コックの妻) 不二子 和泉麻子 目次菜伸子 有川加南子
脚本・演出:田村孝裕(ONEOR8) 美術:上田淳子 照明:稲葉直人(ASG) 音響:藤平美保子(T.E.S) 衣裳:下村由香 舞台監督:松下清永+鴉屋 舞台監督助手:青木規雄 宣伝写真:塩谷安弘 宣伝美術:鈴木勝(FORM) 票券:橋本あすか 制作:津田はつ恵 プロデューサー:有本佳子 企画・製作:プリエール
【発売日】2008/04/23 前売:4,500円 当日:4,700円
http://priere.jp/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 11:47 | TrackBack

2008年06月06日

DULL-COLORED POP『小部屋の中のマリー』06/04-09タイニイアリス

 ご縁があって旗揚げ公演から拝見しているDULL-COLORED POPは、谷賢一さんが作・演出される劇団です。

 毎日2ステージ、金曜日の夜に25時開演の回があるというのに驚きです。大丈夫なのかな~、若いからできることだと思いますが(笑)。上演時間は約2時間弱。

 ⇒CoRich舞台芸術!『小部屋の中のマリー』★CoRichで簡単予約!

 ≪あらすじ≫
 父親に16年間監禁されて育った少女マリー。外の世界に出て知ったことは・・・。
 ≪ここまで≫

 何も無い白いひし形のステージ。奥には真っ白の壁。劇場の黒い壁がそのまま露出しています。白と黒しか知らないマリーの部屋です。タイニイアリスは装置を建て込むよりもこんな風に使われるのが好き。

 伝えたい(のであろう)ことがシンプルでわかりやすかったし、色んな場面がひし形のステージで同時に交錯する演出も効果的だったと思います。美術の仕掛けは大胆でがんばってて、面白かった。ただ、演技の方法については良い選択をしたとは思えませんでした。マリーの話し方がアングラ劇みたいで引いてしまいました。全体的に、役者さんは気持ちを作るための時間をとりすぎている気もしました。

 2005年の旗揚げ公演から拝見していますので、毎回進歩しているのを感じるのは一観客として楽しいです。作風は毎回変わっていますので、まだまだ試行錯誤中なんだろうと思います。次回はジャニス・ジョップリンの評伝劇だそうです。どこまで飛ぶんでしょうか(笑)。
 
 終演後に朗読劇『ソヴァージュばあさん』の無料上演あり。6/5ソワレのみ。
  脚本:谷賢一 (DULL-COLORED POP) 演出:黒澤世莉
  出演:上野友之(劇団競泳水着) / 菊池美里(トリコ劇場) / 坂口辰平(ハイバイ) / 酒巻誉洋(elePHANTMoon)

 ここからネタバレします。

 白い壁に赤、青、黄色、緑、オレンジなどのカラフルな絵の具でラインブペインティング。白と黒しか知らなかったマリーが七色に触れていくのが、照明でもうまく表現されていました。

 父親(日替わりゲスト)が警察につかまって保護されたマリー(清水那保)は、病院でまた軟禁状態になります。素晴らしい研究材料を手に入れた医者たちがこぞってマリーを取り合いますが、マリーは若い研究者・安城(千葉淳)だけになつくようになります。安城が見せてくれた人間の生々しい感情が、マリーには面白くてたまらなかったから。彼女には感情に色がついているように見えるのです。

 欲望に忠実に生きたマリーは、色とりどりの“素晴らしい世界”を手に入れますが、同時に世界の素晴らしくない部分も知ってしまい、無邪気さを失って、自分がついた嘘のせいで罪も背負ってしまいます。美大を目指して大きな壁画をペイントするマリーは、複雑で、理不尽で、不可解な世界を知った顔をしていたように見えました。"What a Wonderful World"の歌詞(英語・日本語とも)がパンフレットに掲載されていて親切。

 弁護士役の小林タクシーさんが軽やかで遊びがあり、自然な存在感。“都合のいい彼女”役の堀奈津美さんも可愛かった。
 露骨なセックシーンがあって男が女(堀奈津美)にある行為をさせるんですが、まあ、普通に不快ですね、私は。風刺とかギャグとか(例えば⇒)だと別なんですが。

サディスティック演劇的思考実験による人間模様白黒はっきり劇
出演:堀奈津美(DULL-COLOREDPOP)、小櫃川桃郎太(小櫃川桃郎太一座)、菅野貴夫、久保亜津子(向陽舎)、小林タクシー(ZOKKY)、滝井麻美、田中のり子、千葉淳、清水那保(DULL-COLOREDPOP)
日替わりゲスト:中田顕史郎・原田紀行・齋藤豊・岩☆ロック 私が観た回は齋藤豊さん。
脚本・演出:谷賢一(DULL-COLOREDPOP) 舞台監督:吉川悦子 照明:松本大介(enjin-light) 音響:長谷川ふな蔵、余田崇徳 舞台美術:鮫島あゆ&グラマラスキャッツ(鮫島あゆ、小林慧輔) 宣伝美術:鮫島あゆ 役者顔写真撮影:堀奈津美 予告編監督・制作:長谷川剛 制作:塩田友克(クロムモリブデン)、鮫島あゆ&クレイジービーンズ
【発売日】2008/04/26 前売: 2500円 当日: 2800円 学割: 大学生500円引き、高校生以下1000円引き(要証明書) リピーター割引料金:1000円(要半券提示) 昼ギャザ: 平日昼・10名動員ごとに100円、最大500円キャッシュバック。
http://www.dcpop.org

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 16:25 | TrackBack

2008年06月05日

新国立劇場演劇研修所2期生 試演会1『岸田國士の世界~四つの短編集~』06/04-05国立オリンピック記念青少年総合センター 小ホール

20080604_kishida_kunio_4stories.JPG
岸田國士の世界

 新国立劇場演劇研修所2期生の試演会の第1回目です。⇒予約情報 
 研修生に興味があるのが第一ですが、宮田慶子さんの演出で、岸田國士の短編を一気に4作品も観られるのも嬉しいです。大道具、小道具も衣裳も本格的ですし。無料はオトクでしょう。

 勉強中の若い生徒たちの試演会だということを念頭に置いて観る必要あり。これからあと2回、今年8月と来年2月にまた試演会がありますので、ひとつずつ大切に拝見していきたいと思います。上演時間は約3時間(途中15分間の休憩を含む)

 ⇒CoRich舞台芸術!『岸田國士の世界~四つの短編集~

20080504_olympic_center.JPG
会場写真。カルチャー錬です。

 初日の初回ということで硬さはあったと思います。1期生の試演会1に比べると少々大人しい目ですね。もっと伸び伸びと大きく飛び出すようなものが観たい気もしました。
 岸田作品って、目の前で起こることの裏側を少しずつ探っていって、じんわりと伝わってくる目に見えないものを味わって、「あぁ、そういうことだったのか!」と話の肝になる部分に触れた(見つけた)時に、うっとりします。

 あらすじ等は公式サイトより。ここからネタバレします。

■[秘密の代償]
 高級官吏が休暇を取り、妻と息子と共に、小間使いを連れて海岸の別荘へ来ている。ある日の夕方、小間使いが唐突に暇乞いをする。妻は夫か息子が彼女に言い寄ったのではないかと疑い、二人を試そうとする・・・。
 出演:宇井晴雄(主人)・藤井咲有里(妻)・西原康彰(息子)・吉田妙子(小間使い)※深谷美歩が体調不良により休演。代役に吉田妙子。

 観終わって、なんともずるい(賢い)作品だな~と思いました。どこかで上演されたらまた観たいです。
 謎めいた小間使い役の方が降板されているのは残念。清純そうに見えて実は・・・という悪女のムードが欲しかったです。そういう女にこそ参ってしまう、情けなくとも可愛らしい男性像も見えて欲しいところ。妻と小間使いのバトルも笑いながら観たかった。


■[音の世界]
 京都に新婚旅行に来た夫婦が宿泊するホテルの一室に、妻の昔の恋人から電話がかかってくる。夫に悟られないように会話をするうち、男は自殺をほのめかし・・・。
 出演:佐々木抄矢香(女)・西村壮悟(情夫)・阿川雄輔(夫)・角野哲郎・遠山悠介・西原康彰)

 「音の世界」ってつまり電話を介した話ってことなのね。あー色っぽい。最近の現代劇には軽々しく携帯が出てきますが、同じ電話でもつながる先がはっきりと描かれてると、人間の会話として観られます。
 演劇作品としては4つの中でこの作品に最も重い質感があった気がします。ハラハラしたし(笑)。
 女の着物が派手で素敵。佐々木抄矢香さん、色っぽかったです。情夫(西村壮悟)の熱いまなざしも好き。


■[葉桜]
 お見合いをした娘とその母。母は相手の態度が気に入らないと言うが、娘はどちらともはっきりとしない。娘の結婚を巡ってそれぞれの複雑な心境が交錯する。
 出演:滝香織(母)・保可南(娘)

 これは母親役は大変ですね。健闘されてましたが、まだまだ頑張って欲しいところです。娘役の保可南さんが、お見合い相手との幸せな帰り道について話す様子が素晴らしかった。舞台で生きた姿が観たいんです。
 タイトルがいいですね~。桜が散りきらない頃なんですね。あぁそれもまた色っぽいワ。


■[長閑なる反目]
 失業中の保根とその姉が住む借家に居候する同じく失業中の友人、野見。ある日、電報為替を手にした野見は、滞っている家賃を支払うべく、大家の丸地と共に郵便局へと出かけていくが・・・。
 出演:遠山悠介(フリーの翻訳業・保根)・熊澤さえか(保根の姉)・角野哲郎(保根家のいそうろう・野見)・宇井晴雄(大家)・岩澤乃雅(大家の妻)・吉田妙子(野見の恋人)

 早口でトントンと進む元気な感じでしたが、表面を流してしまっているところも散見されて残念。
 保根(やすね:遠山悠介)と野見(角野哲郎)のケンカは、大胆なアクション・シーンになっていてびっくり。保根は柔道の使い手だという設定のリアリティですね。 
 「最近よくいるずうずうしい人」というのが、まさに目の前にいる野見だとわかるのが可笑しい。人生は不公平だな~(笑)。

出演:演劇研修所2期生(岩澤乃雅/熊澤さえか/佐々木抄矢香/滝香織/保可南/深谷美歩/藤井咲有里/吉田妙子/阿川雄輔/宇井晴雄/角野哲郎/西原康彰/遠山悠介/西村壮悟)
作:岸田國士 演出:宮田慶子 衣裳:半田悦子 床山:奥松かつら 葭葉透子 照明:立田雄士 音響:渡邉邦男 アクション:渥美博 美術補:尾中孝次 演出助手:川畑秀樹 舞台監督:矢野森一 舞台課:塩見なぎさ 調整課:秦恭子 衣裳製作:東京衣裳 志田久 小道具:高津映画装飾 烏城清 履物:神田屋 スチール:落合高仁 制作助手:関口絹子 制作:新国立劇場演劇研修所
http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000385.html

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 14:54 | TrackBack

乞局『杭抗(コックリ)』06/04-15こまばアゴラ劇場

 下西啓正さんが作・演出(出演も)される乞局(こつぼね)の新作です。

 劇団の魅力のひとつとして「オリジナリティがあること」なんて、よく言われるんですけど、「こんなの下西さんにしか出来ないよ!」って断言できる空気感。アー気持ち悪かった。あー面白かった。笑っちゃったな~(笑)。

 私は笑って楽しんでしまうんですが、お好みではない方もいらっしゃると思います。万人受けでないのは確かなので(笑)、これからご覧になる方はそれなりの覚悟とわくわく感を持ってどうぞ劇場へ。

 上演時間は約1時間40分。劇場ロビーにはお馴染みのオブジェが夏の爽やかなムードでディスプレイされています(笑)。外から眺められますのでぜひご確認を。

 ⇒CoRich舞台芸術!『杭抗(コックリ)』★CoRichで簡単予約!
 レビューは途中までアップ(2008/06/05)。

 終演後のトークのゲストが豪華なので、そちらもどうぞチェックしてください。私は短編『グレムリンの行程』を観たかったので公演前半に伺いました。

 劇場に入るなり目に入ったのは、金属の格子戸で閉ざされた小部屋が並んだ、地下室っぽい不気味な空間。上手には男子用の便器が思いっきり露出して設置されています。それだけで笑いが込み上げてきてしまいました。「あぁ、あの牢屋と便器で何をやらかしてくれるんだろう」って。重症ですね、乞局の毒にヤられてます(笑)。

 ある場所の3つの時代を、照明の切り替えできれいに行き来しながら描きます。壁に縦に貼り付けられた蛍光灯が効果的。転換が鮮やかでタイミングもかっこ良かったです。選曲には驚かされるし、奇妙に気持ちが盛り上がるし。

 役者さんは各々の役柄としてはとても自然な存在感で、声は小さいし早口です。聞き取れないセリフもありましたが、不気味な人たちがかもし出す気持ち悪~い空気を味わうだけで満腹。激昂することが多いんです。それが真剣で、リアルであればあるほど滑稽なんですよね。「なぜにそこまで大声で、なりふりかまわず!?」と笑ってしまいます。
 登場人物の個性がそれぞれに・・・強烈(笑)。「こんな人いないよね!?」って思うけど、“こんな人”としての存在がとてもリアル。そこが役者さんの演技の見せどころですよね。堪能しました。

 意地悪だし、皮肉だし、表面的には呆れて笑うしかないほどお下劣なんだけど(笑)、後からゆっくり思い返してみると、実は世代を越えた心温まるお話なんですね。同じ回を観たお知り合いが「大河ドラマのよう」とおっしゃっていて、なるほど納得でした。
 人間は場所(土地)に染み付くように、そこから逃れられずに(そこに守られて)生きているという考えに、私は共感します。この作品でも、ある小さな部屋に息づいた魂のようなものが感じられました。

 ここからネタバレします。レビューは途中です。

■『グレムリンの行程』(約20分)
 作・演出:下西啓正 出演:岩本えり・三橋良平 日替わりゲスト:池田ヒロユキ(リュカ.) 声の出演:佐野陽一・ 西尾佳織・大塚秀記=監視員

 3人でくじ引きをして加害者、被害者、中立の立場を決める。
 安い時間給で働いて、姿が見えない声に命じられた上下関係に従って、偉そうになったり従順になったり。中立者が行うのは柿の種をピーナッツと柿(の種型のおかき)に分けるという無駄な作業。最後には、分けたピーナッツと柿も自分達で食べるという究極の無駄。まるでシベリアで抑留されていた日本兵士たちの労働のよう。現代日本の労働環境を暗示してるようにも。

出演:岩本えり、下西啓正、西尾佳織、三橋良平、池田ヒロユキ(リュカ.)、大塚秀記、數間優一(スロウライダー)、佐野陽一(サスペンデッズ)、村岡正喜(Not in service)、木引優子(青年団)、玄覺悠子、墨井鯨子、野津あおい
【脚本・演出】下西啓正 【舞台美術】袴田長武+鴉屋【照明】吉村愛子(Fantasista?ish.)【音響効果】平井隆史(末広寿司)【演出助手】田中元一(田中兄弟)【舞台監督】谷澤拓巳+至福団【衣装】中西瑞美【スチール】鏡田伸幸【撮影】テアトルプラトー【宣伝美術】サノアヤコ【WEB】柴田洋佑(劇団リキマルサンシャイン)【制作】西岡よどみ 小山与枝乃(猫ノ手)【企画制作】乞局(コツボネ)/(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場【主催】(有)アゴラ企画・こまばアゴラ劇場
【発売日】2008/05/02 【日時指定・全席自由】 前売り・予約:2,800円 当日:3,200円 学生割引:2,300円(要学生証提示) 喪服割引:2,300円(劇団予約のみ・予約は前日まで受け付けています) (喪服もしくは喪服に準ずる服装でお越し下さい)(4(水)~8(日)は2,000円になります) ※15歳未満入場不可
http://kotubone.hp.infoseek.co.jp/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 00:00 | TrackBack

2008年06月03日

快快『だらだら家公演+キャバクラ公演「Chotto Dake YOn~(ハート)」』05/31-06/02住居&フリースペース 右側二軒目

 快快のリーダー・北川陽子さん(愛称YONちゃん)が企画した、六畳一間を含む民家ギャラリーでの公演。

 終わってみて・・・何もコメントしたくない、というか、できないな~(笑)。刺激的で、スリル満点。凄すぎる。面白~ございました。
 北川さんのブログには大きな写真がいっぱいです。雰囲気はわかる(わかるのか?)と思います。7月にDVDが発売されるそうですのでぜひチェックを!

 ⇒CoRich舞台芸術!『Chotto Dake YOn~(ハート)

 グリーンカレーをいただきました。やっぱり美味しかった~。半蔵門の公演の時にいただいて、ぜひもう一度味わいたかったのです。料理人は山崎皓司さん。肩や腕に火傷がいっぱい・・・。お身体をどうぞ大切に。

 ここからネタバレします。

 宴会芸(?)を披露。切り絵とか。怪談とか。
 「みんな一人ずつトイレに座って!」
 「天野君が即身仏に!」
 ビデオに激怒な構図でやっとわかったかも。
 女の涙にだまされちゃダメ!

出演:天野史朗、篠田千明、大道寺梨乃、中林舞、野上絹代、山崎皓司、山本ゆい、北川陽子、Nagy Orla、佐々木文美、藤谷香子、伊藤啓太、長谷川寧(冨士山アネット)
【発売日】2008/04/01 料金:通常チケット2000円(1ドリンク付)/プレミアムチケット12000円(ウイスキー、ブランデー飲み放題付)*キャバクラ公演限 *各回10名様限定!*本チケットは完全予約制、料金前払い制。通常チケット2000円(1ドリンク付) プレミアムチケット12000円(ウイスキー、ブランデー飲み放題付)*キャバクラ公演限定 *各回10名様限定!*本チケットは完全予約制、料金前払い制になっております。
メニュー:グリーンカレー 500円 サーモンのマスカルポーネ 300円 鶏レバーペースト 300円 その他ドリンクあり
http://www.faifai.tv

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Posted by shinobu at 20:52 | TrackBack

エムキチビート『Laputa Fall(ラピュータフォール)』05/27-06/02萬劇場

 八遣庸靖さんが作・演出されるエムキチビートは、明治大学内サークルから2005年に旗揚げした若手劇団です。第6回公演に伺いました。私は初見。

 作風は90年代によくあった小劇場演劇のよう。私は楽しめませんでした。まだまだこれから伸びる劇団なのでしょうね。上演時間は2時間弱。

 ⇒CoRich舞台芸術!『ラピュータフォール

 ≪あらすじ≫ 公式サイトより
 太平洋戦争時の日本のとある飛行機工場。
 そこには訳ありの技術者達が集められ、秘密裏に兵器開発を行っていた。
 技術者イズモは空に住むという影の無い者たちと幻想の中で出会い、そしてその工場にB-29を上回る大型爆撃機「富嶽」の開発依頼が舞い込む。
 帝国軍と技術者達と、影達と、それを巻き込む時代の波。
 エムキチビート独自の視点で太平洋戦争末期の世界を不可思議に描いていく。
 ≪ここまで≫

 マチネの終わり時間がちゃんと認識できてなくて、開演に10分ほど遅刻してしまいました(ごめんなさい)。そのためオープニングが見られず(映像と演技のコラボだったそうです。それも昔っぽい)。

 役者さんは客席に向かって元気な声で、青春真っ只中!みたいに熱くセリフを言います。表面は盛り上がってそうですが、地に足が着いていない感じ。
 ストーリーについては何を描きたいのか、何を伝えたいのかがまだ決まってないんだろうなと思いました。色んなアイディアを積み重ねて 好きなシーンやネタを組み合わせたような仕上がり。

 「千秋楽特別バージョン!」って大声で言っちゃう、アドリブのネタがいっぱい。こういうの苦手なんです。だからなるべく千秋楽には行かないようにしてるんですけど。あぁ、自分が学生劇団をやってた頃とそっくり(笑)。懐かしいな~と眺めました。

 受付やロビーにスタッフが大勢。遅れ客(私だ・・・)の誘導も丁寧で、安心して席につけました。物販も充実していて、照明、音響、美術、衣裳などのスタッフワークもしっかりしています。活動を続けていく内に作品も進化していかれることと思います。

 ここからネタバレします。

 空の上であの世とこの世を結ぶ坂を登ろうとする若者達。実は広島の原爆で一瞬にして殺された、知的障害を持つ若者たちでした。彼らは影と引き離されて成仏できないまま空をさまよっています。彼らの影たちが独自に幻の世界を作り、平和に暮らしているのが飛行機工場。敗戦を目前に敵国から攻撃を受ける影たちと、自分たちがなぜここにいるのかの原因を突き止めようとする死者たちの時間が、昭和20年8月6日で一致します。

 死者がさまよう空と、影が暮らす工場がないまぜになる物語ですが、色々と腑に落ちないエピソードやシーンがありました。意味がわからない状態を楽しめたり、舞台上の役者を観てるだけで退屈しなかったり、何らかの突き抜けた魅力があれば物語の破綻は気にならないこともあります。でもそういう瞬間は感じ取れず。

出演:田中裕二/山元文雄/若宮亮/瀬戸千夏/伊藤航/伊藤雅典(劇団ガンダム)/太田守信(劇団ギリギリエリンギ)/加藤朋子(JOKO AS)/杉山未央(少年社中)/梨本翠子(DOGADOGA+)/橋本雄介(夢のミルクこうじょう)/原田康正(JOKO AS)/フクダケンジ/松本恵子/吉岡源訓(えん突)/渡辺慎平(劇団昴)/NIY(SHAZNA)
◆脚本・演出:八遣庸靖 ◆舞台監督:辻嘉信 ◆照明:河上賢一(La sence) ◆映像:田倉紗代美 ◆音響:はらことり ◆美術:泉真 ◆衣裳:鷺典子(グレイスデザインオフィス) ◆ヘアメイク:ヤマダイサオ◆宣伝美術:小林直樹・高橋陽子(デザイン・クリーチャーズ) ◆Web:Ryu(ILLUSIONS)・ナカヤマミチコ(アロッタファジャイナ) ◆制作:伊藤静香・松島瑞江
全自由席 前売 / 2,800円 当日 / 3,000円 学生割引 / 2,000円(要学生証・要予約) 平日昼割 / 2,500円(5月30日14時、6月2日14時の回・要予約) リピーター / 1,500円(チケットの半券を受付にてご提示ください)※学生割引・平日昼割引チケットはエムキチビート予約のみ取り扱い。
http://www.emukichi-beat.com

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~

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Posted by shinobu at 19:59 | TrackBack

三条会アトリエ公演『「卒塔婆小町」「葵上」』05/24-30三条会アトリエ

20080530_sanjyokai_atelier.jpg
アトリエ看板

 関美能留さん率いる三条会が、三島由紀夫・著『近代能楽集』を全作品連続上演する企画の第一弾。千葉県の三条会アトリエまではせ参じました。

 「卒塔婆小町」「葵上」関連作のレビュー⇒ そういえば三条会のアゴラでの公演も観てました。

 ⇒CoRich舞台芸術!『「卒塔婆小町」「葵上」

 関さんが詩人役で出演する「卒塔婆小町」のBプロを観て、約50分後にデジカメが大活躍しちゃう「葵上」Aプロを拝見。
 間の時間はアトリエ近辺の飲食店を集めた地図(パンフに挟まれてました)に載っていたイタリアンのお店で、お友達とカフェラテをいただきました。あ~充実♪

 奥に行くほど高くなる白い階段(3~4段)の舞台。一番上と2番目の間には空間(溝)があり、役者さんは大きくまたいで移動。溝から天井を照らす丸い照明が2つ。舞台脇から真横に照らす照明も。舞台奥と上手袖には白い布(カーテン)。しかるべき時に揺れる演出あり。

 モー凄すぎる。苦笑、爆笑、そして涙ぼろぼろ。刹那であり永遠である愛と命に触れましたよ、千葉の小さなビルの中で。

 ここからネタバレします。

■「卒塔婆小町」Bプロ。上演時間は約35分。

 なぜか常に後ろにひっぱられているような動きをする老婆。後ろには死神が!被り物も衣裳もちゃちくって、もう出落ち(笑)。

 詩人(関)がめがねを取るとめちゃくちゃハンサムになって、私ったらもー見とれて大変。老婆(大川)を見つめるひたむきな目。恋がしたくなっちゃったよ、愛されたくなっちゃったよ。ヤバイ、涙がぼろぼろ。老婆も微妙~なカジュアルルックのまま運命の女に変身。なんてこった。2人の間には殺気さえある。

 横から差す照明の光にタバコの煙をフっと吹きかけて、それをくぐる詩人。夢と現(うつつ)を行き来するってことで。かっこよすぎです。
 中央面に老婆。下手奥に詩人。後半は場所を入れ替わった2人。そしてまたもとの位置に戻り、時を超えて同じ場所で永遠に繰り返す愛。

 曲は「オペラ座の怪人」とエリック・クラプトン「change the world」を交互に。死神が出てくるところで鳴る「オペラ座」がB級映画っぽい(笑)。エンディングは平井堅の「POP STAR」?歌詞がすごすぎ。
 セリフと演技が曲の長さにぴったりなのは、やっぱり驚かされる。気持ちがいい。


■「葵上」Bプロ。上演時間を失念。たぶん45分ぐらい?とにかく1時間弱。

 看護婦(渡部)の官能的な(はずの)セリフが可笑しくて仕方なかった。男性がナース服着てるからってのも大きい。変態の色情魔みたいなんだもの(笑)。「リビドーの奴隷」みたいなこと言って、もーバカ恥ずかしくって苦笑。

 黒いドレスの六条(立崎)がきれい。背中の筋肉がすごい。
 光(榊原)が平井堅「瞳を閉じて」にあわせて目を閉じる。アホだ~(笑)と思ってたら、葵(橋口)がベッドにいながらそれをデジカメで撮影しており、後半でスクリーンに映写。記録映像と実演がばっちり重なるという奇跡的な演出。
 横向きになった映像にあわせて光が身体を真横に傾けてイスに座る。客席に背中を向けてじっと立っている六条は映像と縦横の関係に。時空がうねったよ。

 光が犬になって六条が猫になって。それはセリフに合わせたんだと思うけど、描かれてるのは野獣のような愛よね、そういえば。

 エンディングはB'z?(笑)。たぶん「SUPER LOVE SONG」。スーパーな愛かー。葵を捨てちゃうんだもんね。ぶっ飛んでるよ。

出演=「葵上」Aプロ:榊原毅(若林光)、立崎真紀子(六条康子)、橋口久男(葵)、渡部友一郎(看護婦) 「卒塔婆小町」Bプロ:関美能留(詩人)、大川潤子(老婆)、中村岳人(男、女、巡査)
脚本:三島由紀夫 演出:関美能留 制作:久我晴子
【休演日】5/27 1回券:1,500円 1日券:2,800円(「卒塔婆小町」「葵上」を、同一日に両演目ともご覧いただくことができます) 4回券:5,000円(「卒塔婆小町」「葵上」をAプロ・Bプロとも各1回ずつご覧いただくことができます)※日時指定・自由席
http://homepage2.nifty.com/sanjokai/

※クレジットはわかる範囲で載せています。正確な情報は公式サイト等でご確認ください。
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Posted by shinobu at 17:11 | TrackBack

2008年06月01日

メルマガ 2008年6月のお薦め舞台

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お薦めお芝居をご紹介しています

 2008年6月のお薦め舞台10本+αをご紹介します。
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┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏

 “しのぶの演劇レビュー” Vol. 49     2008.6.1  1,314部 発行

┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏ http://www.shinobu-review.jp/

   今、面白い演劇はコレ! 年200本観劇人のお薦め舞台♪
                   
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 ◎5月は体調不良でしばらく停滞しておりました・・・ごめんなさい。
  でもおかげさまで復活♪ぼちぼちリラックスして観劇を続けます。

    舞台には、あなたの心を揺さぶり、
      人生の輝きを増してくれる奇跡があります。

  “今から観られる面白い演劇”をご紹介します。
  お友達、ご家族、恋人と一緒に、どうぞ劇場を訪れてください♪

 ◎メルマガのバックナンバー↓は全て公開しています。
     http://blog.mag2.com/m/log/0000134861


○○ 今回のもくじ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 ◆1【今月のお薦め10本+α】
   
   ◎No.1→松竹『コクーン歌舞伎第九弾「夏祭浪花鑑」』
       06/10-29シアターコクーン
    http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2008/06/post_15.html

 ◆2【先月のベスト3】

   ◎No.1→Bunkamura『わが魂は輝く水なり』
       05/04-27シアターコクーン
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0504224410.html

 ◆3【静岡舞台芸術センター「Shizuoka春の芸術祭2008」開催中! 】

   ◎「世界は劇場にあり!」を静岡で体感しましょう!
    http://www.spac.or.jp/08_spring/index.html

 ◆4【王子小劇場「佐藤佐吉演劇祭2008」開幕! 】

   ◎見巧者の劇場職員が厳選した8団体が集結!
    http://www.en-geki.com/

 ◆5【お薦め劇場中継情報 日韓合同公演『焼肉ドラゴン』 】

   ◎あの、『焼肉ドラゴン』がテレビに登場!
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0418003345.html

 ◆6【編集後記】

   ◎“CoRich舞台芸術まつり!2008春”グランプリ発表は6/17(火)!
    http://stage.corich.jp/festival2008/finalist.html

 ◆7【このメルマガについての注意事項(毎月同じ内容です)】

   ◎はじめての方はどうぞお読みくださいね♪

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆1 【今月のお薦め10本+α】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ▽★印がいちおし公演です(3本)。
 ▽初日の早い順に並べています。
 ▽掲載内容:主催/冠名・『題名』・日程・会場・価格・URL・コメント
 ▽座種の記述がない公演は全席指定。


1.東宝芸能『王様とおばさん』
  06/10-22ル テアトル銀座
  ≪大阪、岩手、新潟、東京、愛知≫
  ☆出演:宮本信子、布施明、東山義久、山路和弘、羽野晶紀、
      宮地雅子、本間剛、大内めぐみ、土居裕子
   脚本・演出:福島三郎
   S席8,400円 A席6,300円 未就学児童入場不可
    http://www.kinglady.jp/
   福島三郎さんと宮本信子さんのコンビにハズレはないでしょう。
   『しあわせのつぼ』はDVDも買っちゃうぐらいの快作でした♪
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2006/0808011321.html


2.松竹『六月新派公演「婦系図」「鹿鳴館」』
  06/06-29新橋演舞場
  ☆出演:水谷八重子、波乃久里子、市川團十郎、片岡仁左衛門、他
  【昼の部】『婦系図』脚本:泉鏡花 演出:大場正昭
  【夜の部】『鹿鳴館』脚本:三島由紀夫 演出:戌井市郎
   1等席:13,650円 2等席:8,400円 3階A席:4,200円
   3階B席:2,520円 桟敷席:14,700円
    http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/0806/index.html
   松竹新派120年記念公演です。
   2001年に波乃久里子さん主演の『婦系図』を観て感動したんです。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2001/0416232026.html


★3.松竹『コクーン歌舞伎「夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)」』
  06/10-29シアターコクーン
  ≪ドイツ、ルーマニア、東京、長野≫
  ☆出演:中村勘三郎、中村橋之助、中村勘太郎、中村七之助、他
   演出:串田和美
   1等平場席13,000円 1等椅子席13,000円 2等席9,000円 3等席5,000円
   立見A(当日券のみ)3,500円  立見B(当日券のみ)2,500円
    http://www.kabuki-bito.jp/theaters/other/2008/06/post_15.html
   2003年のレビュー
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2003/0614211307.html

  ●お薦めポイント●
  コクーン歌舞伎は串田和美さんの斬新な演出で、通常の歌舞伎公演とは
  一味もニ味も違った趣向や凝った仕掛けが楽しめます。
  「夏祭浪花鑑」は1996年、2003年と国内外で上演されている大人気の演目。
  配役も少し変わって、さらなる進化が期待できそう。


4.新国立劇場演劇『鳥瞰図-ちょうかんず-』
  06/11-22新国立劇場 小劇場
  ☆出演:渡辺美佐子、浅野和之、野村佑香、八十田勇一、弘中麻紀、
      浅野雅博、佐藤銀平、品川徹
   脚本:早船聡 演出:松本祐子
   A席5,250円 B席3,150円 Z席1,500円 
   『シリーズ・同時代3作品 特別割引通し券』14,250円
    http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000039_play.html
   新国立劇場小劇場3作品連続公演“シリーズ・同時代”の第1弾。
   ある船宿を舞台に、今を精一杯生きる人々の心にしみる会話劇です。
   出演者からのメッセージ動画↓
    http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20000400.html
   ※3連作についての座談会に参加させていただきました。
    パンフレットに掲載されますのでよかったらお買い求めください♪
    なんと戯曲本がお買い得価格で販売されるそうです!


5.こまつ座『父と暮せば』
  ≪東京(新宿)、鎌倉、厨子≫
  06/13-22紀伊國屋サザンシアター
  ☆出演:辻萬長、栗田桃子
   脚本:井上ひさし 演出:鵜山仁
   一般4,200円 学生3,150円
    http://www.komatsuza.co.jp/
   繰り返し上演される“こまつ座のライフワーク”と呼ばれる2人芝居。
   2004年のレビュー
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2004/0804012306.html
   2005年のレビュー
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2005/0618214803.html


6.劇団ダンダンブエノ『ハイ!ミラクルズ』
  06/20-29青山円形劇場
  ≪東京、静岡、水戸、兵庫、愛知、佐賀、大分、宮崎、新潟、盛岡、福島≫
  ☆出演:南野陽子/光石研/前田健/峯村リエ/酒井敏也/山西惇/近藤芳正
   脚本:福原充則 演出:近藤芳正
   6000円 ※未就学児童の入場不可
    http://www.dandanbueno.com/
   ピチチ5(クインテット)の福原充則さんを脚本家に迎えた、
   近藤芳正さん率いる劇団の新作。シアターガイド7月号によると
   福原さんも稽古場にいらっしゃるとか。福原色大の刺激的な作風を期待!


★7.TBS『かもめ』
  06/20-07/12赤坂ACTシアター
  ≪東京、大阪、広島、愛知≫
  ☆出演:藤原竜也、鹿賀丈史、美波、小島聖、中嶋しゅう、藤木孝、
      藤田弓子、たかお鷹、勝部演之、麻実れい 他
   脚本:アントン・チェーホフ 演出:栗山民也
   S席10,000円 A席7,000円
    http://www.tbs.co.jp/act/event/kamome/
   ちょっとどうかと思うぐらいの豪華キャスト&スタッフ(笑)。
   脚本も新訳だそうです。製作発表の記事↓
    http://news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=200804010001


8.劇団青年座『3on3~喫茶店で起こる3つの物語』
  06/22-29青年座劇場
  ☆出演:山野史人、井上夏葉、椿真由美、ほか
   「鰻屋全焼水道管破裂」作:倉持裕 演出:磯村純
   「コーヒーと紅茶、そこに入れるべきミルクと砂糖について」
    作:泊篤志 演出:千田恵子
   「リバウンド・チャンス」作:飯島早苗 演出:須藤黄英
   前売り・当日共4000円
    http://www.seinenza.com/performance/gekidankyo/080622.html
   豪華劇作家3人を迎えた、新作30分三本勝負。
   青年座劇団員に充実の客演陣を迎えて。


9.G2プロデュース・北九州芸術劇場 Presents
  『A MIDSUMMER NIGHT'S DREAM~THEじゃなくてAなのが素敵~』
  06/22-29東京芸術劇場 中ホール
  ≪福岡、大阪、東京≫
  ☆出演:山内圭哉、竹下宏太郎、神田沙也加、樹里咲穂、新谷真弓、
      植本潤、コング桑田、陰山泰、他
   脚本:W・シェイクスピア 演出:G2
   S席前売 5,800円 当日6,000円 A席前売 4,800円 当日5,000円
    http://www.g2produce.com/other/mid/mid_index.html
   シェイクスピアの「夏の夜の夢」をG2さんが翻訳・演出。
   古典喜劇がポップで軽快なイマドキの娯楽作に変身しそう。


10.新国立劇場演劇『混じりあうこと、消えること』
  06/27-07/06新国立劇場 小劇場
  ☆出演:國村隼、橋爪遼、初音映莉子、南果歩
   脚本:前田司郎  演出:白井晃
   A席5,250円 B席3,150円 Z席1,500円
   『シリーズ・同時代3作品 特別割引通し券』14,250円
    http://www.nntt.jac.go.jp/season/updata/20000040_play.html
   新国立劇場小劇場3作品連続公演“シリーズ・同時代”の第2弾。
   ふしぎ感炸裂の男女4人芝居。爆笑必至、かも?(笑)
   前田戯曲と白井演出の組み合わせはすごく嬉しい。
   ※3連作についての座談会に参加させていただきました。
    パンフレットに掲載されますのでよかったらお買い求めください♪
    なんと戯曲本がお買い得価格で販売されるそうです!

 ★★★―――――――――――――――――――――――――――――― 
  前売3000円台のお薦め作品を3本ご紹介します。
 ――――――――――――――――――――――――――――――★★★ 

★【1】青年団『眠れない夜なんてない』
  06/27-07/06吉祥寺シアター
  ☆出演:篠塚祥司(客演) 大崎由利子(客演) 山内健司
      ひらたよーこ 松田弘子 志賀廣太郎 ほか
   脚本・演出:平田オリザ
   前売・予約・当日共 一般3,500円 学生・シニア(65歳以上)2,500円
   高校生以下1,500円 未就学児は入場不可。
    http://www.seinendan.org/
   平田オリザさんの新作です。3500円って信じられない低価格。
   前売りの売れ行きがかなり良いそうですので、ご予約はお早めに。


【2】KAKUTA『Root Beers ~ルートビアーズ』
  06/18-25シアタートラム
  ☆出演:KAKUTA劇団員、青山勝(劇団道学先生)ほか
   作・演出:桑原裕子
   前売3,300円 当日3,500円 平日割引料金2,800円 学生2,800円
   その他劇場会員、世田谷区民の割引などあり。
    http://www.kakuta.tv/
   昨年の岸田國士戯曲賞にノミネートされた桑原裕子さんが作・演出する
   KAKUTAの本公演。2004年初演の『Root Beers』を改訂&新キャストで。


【2】燐光群+グッドフェローズ プロデュース『ローゼ・ベルント』
  06/30-07/13調布市せんがわ劇場
  ≪東京、尼崎、名古屋≫
  ☆出演:占部房子/西山水木/大鷹明良/猪熊恒和/大西孝洋/鴨川てんし/他
   作:ゲアハルト・ハウプトマン 上演台本・演出:坂手洋二
   前売3,300円 ペア6,000円(前売・予約のみ) 当日3,600円
   大学・専門学校生3,000円(東京・名古屋のみ) 高校生以下2,000円
    http://www.alles.or.jp/~rinkogun/rose.html
   坂手洋二さんの新作。豪華客演陣を迎えて。


 ☆☆☆―――――――――――――――――――――――――――――― 
  前売2000円台のお薦め作品を4本ご紹介します。
 ――――――――――――――――――――――――――――――☆☆☆ 

《1》中野成樹+フランケンズ
  『中野成樹+フランケンズ の短短とした仕事その3「夜明け前後」』
  06/13-16江古田ストアハウス
  ☆脚本:W・サローヤン『おーい、助けてくれ!』誤意訳・演出:中野成樹
   第一部後半台本:下西啓正(乞局) 第二部作曲:石塚レイ
   ※第一部40分、休憩10分、第二部10分を予定
   全席自由 前売り¥2300 当日¥2500
    http://frankens.net/
   中野成樹さんの誤意訳・演出に、乞局の下西啓正さん脚本参加。
   いったいどんな演劇が生まれるのか見届けたい。


《2》劇団朋友『月並みなはなし』
  06/16-22朋友芸術センター
  ☆脚本・演出:黒澤世莉
   全席自由 前売り2300円 学生1800円
    http://www.gekidanforyou.com/
   昨年、佐藤佐吉賞・優秀作品賞を受賞した作品です。
    http://www.en-geki.com/07show.html
   早々と劇団朋友にて再演。作・演出は昨年同様に黒澤世莉さん。


《3》ハイバイ『て』
  06/18-23駅前劇場
  ☆脚本・演出:岩井秀人
   全席整理番号付自由席: 前売2,800円 当日3,200円
    http://hi-bye.net/
   岩井秀人さんの新作です。ハイバイが下北沢に進出。
   家族がテーマというと、またもや見逃せない。


《3》toi(トイ)『あゆみ』
  06/18-24こまばアゴラ劇場
  ☆脚本・演出:柴幸男
   全席自由 2,000円
    http://toizuqnz.exblog.jp/ CoRichで簡単予約!↓
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=7183
   柴幸男さん(青年団演出部の若手)の試みを目撃したい。


≪ミュージカル≫

 ○ニッポン放送『ロック・ミュージカル
  「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」ツアーファイナル』
  ≪東京、新潟、大阪、仙台、札幌、名古屋、神戸、東京≫
  ☆06/14-15東京厚生年金会館 大ホール
   ソムン・タクさんに代わって望月英莉加さんが出演する地域あり。
   S席7500円 A席6000円
    http://www.hedwig.jp/
   4月のレビュー
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0428103912.html

  ※ジョン・キャメロン・ミッチェルさんが来日します!
   『ツアーファイナル大打ち上げLIVE~ジョンも来るよ!』
   06/21中野サンプラザ
   ☆出演:J.C.ミッチェル、山本耕史、ソムン・タク、中村中
    7500円 ツアーファイナルと打ち上げLIVEセット券13,000円


 ◎しのぶの今月の全予定(31本+α)はSCHEDULEに掲載しています。
   http://www.shinobu-review.jp/schedule.html

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆2 【先月のベスト3】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

1.Bunkamura『わが魂は輝く水なり』
  05/04-27シアターコクーン
  ☆今までに観た蜷川幸雄さん演出作品の中で一番感動しました。
   舞台にいる超有名役者さんと一緒に生きていることを共有。
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0504224410.html


2.快快『ジンジャーに乗って』
  05/15-25王子小劇場
  ☆今ここに生きていることの証明と肯定。常に死が隣にある覚悟も。
   20代の若手が新しい演劇を作り出していることを実感できました。 
    http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0520213057.html


3.三条会アトリエ公演『「卒塔婆小町」「葵上」』
  05/24-30三条会アトリエ
  『近代能楽集』全作品連続上演・1
  ☆演劇が生み出す宇宙の全てを、軽々と目の前で見せられたように感じました。
   http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=6819


  風琴工房『hg』では誠実であることの力に圧倒されました。
  SPAC『夜叉ヶ池』の美しさに感涙。これだから静岡通いはやめられない。

 ◎メルマガのバックナンバーはこちら↓で全て公開中!
   http://backno.mag2.com/reader/Back?id=0000134861
  メルマガ号外は誰が観ても楽しめそうなものを選んで発行しています。
  2008年5月(観劇数27作品)は残念ながら発行しませんでした。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 ◆3 【静岡舞台芸術センター「Shizuoka春の芸術祭2008」開催中! 】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

 ◎宮城聰さんが芸術総監督をつとめる静岡舞台芸術センターで
  「Shizuoka春の芸術祭2008」が開催中です!
   http://www.spac.or.jp/08_spring/index.html
    期間:2008年5/10(土)~6/29(日)

  「いま世界にアーティストができること」というサブテーマのもと、
  宮城さんが選んだ10カ国15作品が上演されます。残すは10作品。
  先月はSPAC『夜叉ヶ池』を拝見。美しかった~!舞台写真あり↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0527124702.html

  今月は大江健三郎賞を受賞したばかりの岡田利規さんがトークに出演する、
  エンリケ・ディアス演出の『かもめ…プレイ』がとても楽しみ♪

  ●『かもめ…プレイ』
   06/07-08舞台芸術公園 野外劇場「有度」
   ☆脚本:アントン・チェーホフ 演出:エンリケ・ディアス
    一般4,000円/同伴チケット(2枚)7,000円
    大学生・専門学校生 2,000円 高校生以下1,000円
     http://www.spac.or.jp/08_spring/seagull.html
    ※8日は終演後アフタートークあり
     出演:エンリケ・ディアス、岡田利規、宮城聰
     岡田さんのブログのお薦めコメント↓
      http://chelfitsch.exblog.jp/8463352/

  その他にはオリヴィエ・ピィさん演出作品の2本立ても観劇予定です。
   http://www.spac.or.jp/08_spring/illusion.html
   http://www.spac.or.jp/08_spring/letter.html

 ★東京方面の観客のために、なんと【新宿―静岡】無料バスが運行!
  日程、お申込方法はこちら↓でご確認ください。
   http://www.otsukimi.net/spac/news/?p=43

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 ◆4 【王子小劇場「佐藤佐吉演劇祭2008」開幕! 】
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 ◎「佐藤佐吉演劇祭2008」は、東京都北区にある王子小劇場が
  “注目すべき作品・才能が集まった時にのみ”開催する演劇祭です。

  今回は見巧者の劇場職員の方々が厳選した8団体が参加しています。
   開催期間:2008年6/18~9/3 http://www.en-geki.com/

  「“佐藤佐吉演劇祭2008”記者発表」写真レポート
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0531145539.html

  トップバッターは柿喰う客。なんと13日間・17ステージという、
  小劇場劇団としては大胆な長期間公演です。

 1.柿喰う客『俺を縛れ!』
  06/18-30王子小劇場 休演日:23日(月)
  ☆脚本・演出:中屋敷法仁
    http://kaki-kuu-kyaku.com/ ↓CoRichから簡単予約!
    http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=6186

  7月:smartball、elePHANTMoon、reset-N、空想組曲
  8月:劇26.25団、スパンドレル/レンジ、劇団競泳水着

  こりっち賞、シアターガイド賞などの賞もありますので、
  できたら全作品鑑賞して参加団体と一緒に盛り上がりたいです♪
 

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 ◆5 【お薦め劇場中継情報 日韓合同公演『焼肉ドラゴン』 】
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 ◎大好評で当日券に長蛇の列ができたという極上悲喜劇がテレビに登場!

  NHK BS2「ミッドナイトステージ館」
  新国立劇場日韓合同公演『焼肉ドラゴン』
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0418003345.html
  6月28日(土) 午前0:55~3:25(27日深夜)
   http://www.nhk.or.jp/bs/mdstage/

  韓国公演では連日スタンディング・オベーションだったそうです。
   http://www.sac.or.kr/bannerPage.jsp?htmlURL=/lab2008/yakinikudragon/index.html

  家族、友達、恋人と一緒に観られる、どなたにでもお薦めしたい作品です。

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 ◆6 【編集後記】
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 ◎「CoRich舞台芸術まつり!2008春」グランプリ発表は6/17(火)です!
   http://stage.corich.jp/festival2008/finalist.html
  3ヶ月で10作品を鑑賞する旅はとても充実していました。


 ◎今年も新宿・歌舞伎町に大きなテント劇場が建ちます。
  記者発表の写真レポート↓
   http://www.shinobu-review.jp/mt/archives/2008/0508164008.html

  東京ギンガ堂『ねこになった漱石』
  06/07-15歌舞伎町「大久保公園」内特設テント
  ☆出演:西本裕行、他 脚本・演出:品川能正
   ↓CoRichから簡単予約!
   http://stage.corich.jp/stage_detail.php?stage_id=7081


 ◎体調不良のため、2002年から出演しておりました
  FM西東京『たけがき2』をお休みすることになりました。
   http://takegaki.k-free.net/
  PodCasting↓
   http://www.voiceblog.jp/takegaki842/
  応援してくださった皆さん、ありがとうございました!


 ◎地方新聞に掲載される新作邦画DVDの紹介記事を書いています。
  2008年5月は下記の4作品を拝見しました。
  ・「河童のクゥと夏休み」
   http://www.kappa-coo.com/
  ・「カフカ 田舎医者」
   http://www.shochiku.co.jp/movie/inakaisha/index.html
  ・「夜の上海」
   http://www.yorunoshanghai.com/
  ・「三池 終わらない炭鉱(やま)の物語」
   http://www.cine.co.jp/miike/


 ◎新聞・雑誌などに執筆する仕事をしています↓
  お仕事のご依頼はこちらへ↓お気軽にどうぞ♪
   http://www.shinobu-review.jp/contact/


 ◎「CoRich(こりっち)舞台芸術!」で
  いつ、どこで、何が上演されているのかを簡単検索!
  感想も書き込めますよ♪
   http://stage.corich.jp/
  メンバー登録はこちら↓
   http://www.corich.jp/stage/user_register.php
  携帯サイトもあります⇒ http://corich.jp/m/s


 ◎「劇場に足を運ぶことが、日本人の習慣になって欲しい」
  それが私の望みです。
  これからもこつこつ、地道に続けて行きたいと思っております。
  皆様、どうぞよろしくお願いいたします♪


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Posted by shinobu at 00:10 | TrackBack